テレビ朝日の社員、スタッフが直接学校に出向き、「テレビのあれこれ」を紹介する出前授業。12月11日(水)は駒沢大学で「伝える力とコミュニケーション能力」と題して開催、約100人の学生が集まりました。

講師はスポーツ中継や人気バラエティー番組の司会などで活躍しているコンテンツ編成局アナウンス部の清水俊輔。2023年のWBC(ワールドベースボールクラシック)決勝で、日本の大谷翔平投手が米国の最終打者を三振に打ち取り、優勝を決めた瞬間の息詰まる実況はいまや伝説となっています。そんな清水アナウンサーの登場に学生たちの期待は高まります。

前半のテーマは「伝える力」。
清水アナは冒頭、「悲しい現実ですが、人は人の話を聞いていない」と驚きの前提を掲げました。その上で、人をひきつけるしゃべりのコツとして「大事なことを言う直前に間をあける」「盛り上がるシーンではあえて早口で話す」など、日常会話をしているだけでは気付かないポイントを紹介しました。
さらに、人気アーティスト「Mrs.GREEN APPLE」を説明する文章を使って、より伝わる話し方を〝実演〟。強弱を付けるなどのテクニックを駆使する清水アナの臨場感のある実況に、学生からは驚きの声があがりました。
学生も壇上でチャレンジ。うまくできた学生には会場から大きな拍手が沸き起こり、清水アナは「聞き手を置いていかない、飽きさせない」ことが大事であると話しました。

後半のテーマは「コミュニケーション能力」。
清水アナは「相手のタイプに合わせて、質問とリアクションを変える」ことがコミュニケーションのコツとした上で、「1」を聞いたら、相手から「いくつ」返ってくるのかを見極めて、話し方を変えることが良い会話のキャッチボールのポイントと紹介しました。
この後、学生が二人一組となり、互いにインタビューし合うワークショップを実施。相手から所属学部やハマっていることなどを聞き出し、たどたどしいながらも、清水アナの教えを忠実に実行しました。

学生からは「コミュニケーションを恐れずに挑戦したい」
「教えてもらったコツをすぐにでも使いたくなった」
「こんなに質疑応答が止まらない授業は初めて」といった感想が寄せられました。清水アナの熱い講義に学生たちは最後までキラキラした表情で、終了後も1時間にわたって質問の行列ができました。

出前授業を終えた清水アナは「大学生に講義するのは初めてで不安でしたが、リアクションが良く、楽しくできました。大学生がコミュニケーションに対して悩みを持っていることがわかり、プラスになるような活動ができて、やりがいを感じました」と話しました。
駒沢大学の学生の皆さん、お疲れさまでした。今回の講義を通じて、少しでもテレビやメディアに興味を持ってくれるとうれしいです。
「出前授業」は小学5年生から大学まで、さまざまなカリキュラムで実施しています。ご希望される学校はテレビ朝日HPをご覧ください。
https://www.tv-asahi.co.jp/teleasa/demae/











