テレビ朝日の社員が一般市民を対象にテレビの裏側を紹介する「テレ朝出前講座」。9月6日(土)は栃木県鹿沼市で「テレビニュースと災害報道の舞台裏」をテーマに開催しました。
講師は広報局お客様フロント部の久慈省平。報道局ニュースセンターで社会部記者、「報道ステーション」ディレクター、災害報道担当部長などを担当してきた〝ニュースのエキスパート〟です。
鹿沼市はイチゴとシウマイと河岸段丘の町。鹿沼市民情報センターのマルチメディアホールに約60人の市民が集まりました。
前半のテーマは「テレビニュースの舞台裏」。
久慈講師は「ニュースができるまで」のVTRを見ながら、ニュースデスクが毎日のニュース項目をどのような基準で決めているのかを説明。
警視庁などにある記者クラブでは、テレビや新聞の精鋭記者が日夜特ダネ合戦を繰り広げている実態も紹介しました。
また、「前年同月比」を「前の年の同じ月と比べて」と言い換えるなど、一度聞いただけで分かるような表現にしていることも解説しました。
後半のテーマは「テレビの災害報道」。
久慈講師は地震、津波などの災害発生時にテレビ局がどのように緊急対応しているのか、実際の映像を見ながら説明。
震度を地図で表したCGがわずか1秒足らずで作られるなど、災害報道には技術の進歩が欠かせないことを強調しました。
また、災害現場での安全取材についても言及。台風中継では安全な場所からリポートする決まりなどを紹介し、「災害報道に勝ち負けなし」という言葉で締めくくりました。
ニュースに関心が高い参加者が多く、
「大ニュースが同時に入ってきたら順番はどう決めるの?」
「災害現場でのドローンの使い方は?」
などの質問が次々にあり、終了後にも久慈講師の前には行列ができるほどでした。
参加した鹿沼市民の皆さん、ありがとうございました。少しでもテレビニュースに関心を持っていただけるとうれしいです。
テレビ朝日では「ニュースと災害報道」のほかにも、「テレビ番組の舞台裏」や「話し方・コミュニケーション講座」など、さまざまなテーマで「テレ朝出前講座」を実施しています。ご希望される場合は、テレビ朝日HPからお申し込みください。
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