
テレビ朝日の社員が一般市民を対象にテレビの裏側を紹介する「テレ朝出前講座」。7月26日(土)は千葉市稲毛区の黒砂公民館で「テレビニュースと災害報道の舞台裏」をテーマに開催しました。
講師は広報局お客様フロント部の久慈省平。報道局ニュースセンターで社会部記者、「報道ステーション」ディレクター、災害報道担当部長などを担当してきた〝ニュースのエキスパート〟です。今回は応募者多数のため、抽選で3割以上の方が落選してしまったそうです。参加できなかった皆さん、本当にごめんなさい!
前半のテーマは「テレビニュースの舞台裏」。
久慈講師は「ニュースができるまで」のVTRを見ながら、ニュースデスクがどのような基準で項目を選んでいるのかを説明。取材記者と番組ディレクターの関係や、事件記者が特ダネを取るための〝技〟など、経験者ならではの裏話を披露しました。さらに、「欧州」を「ヨーロッパ」と言い換えるなど、一度聞いただけで理解できるように工夫していることを具体例を出して解説しました。
後半のテーマは「テレビの災害報道」。
久慈講師は地震、津波などの災害発生時にテレビ局がどのように緊急対応しているのか、東日本大震災などの映像を見ながら説明。緊急地震速報が自動表示されることや、災害ごとにアナウンサーの警戒コメントが決まっていることなどを伝えました。さらに、放送法によって「災害報道はテレビの義務」であることや、日常から地震訓練をしていることについても触れました。
夏休みの自由研究で参加した小学5年生の女子児童からは「台風中継の安全対策はどうしていますか」と災害報道の本質を突く質問が飛び出したほか、「災害現場の映像はテレビ各局で共有するべきでは」との提案が出るなど、緊張感のある議論が続き、終了予定時間を1時間以上も超えてしまいました。参加した千葉市民の皆さん、ありがとうございました。少しでもテレビニュースに関心を持っていただけるとうれしいです。
テレビ朝日では「ニュースと災害報道」のほかにも、「テレビ番組の舞台裏」や「話し方・コミュニケーション講座」など、さまざまなテーマで「テレ朝出前講座」を実施しています。ご希望される場合は、テレビ朝日HPからお申し込みください。
https://www.tv-asahi.co.jp/teleasa/d_kouza/











