10月27日(金)、第61回テレビ塾を開催しました今回のテーマは
テレビ局員も意外に知らない『グッド!モーニング』の制作舞台裏
3時間の生放送は一体どのように作られているのか、スタッフそれぞれの役割分担、出演しているアナウンサーが1日どんなスケジュールで動いているのかなど、テレビ局員でさえ意外に知らないことを、秘蔵VTRを絡めながら、その舞台裏に迫りました
講師は、『グッド!モーニング』の高崎文宏チーフプロデューサーと加藤聖也ディレクター
司会は番組に出演している住田紗里アナウンサー、モデレーターには広報局お客様フロント部の小俣貴史が担当しました
10周年&視聴率トップ獲得/住田アナの生活リズムは |
◆3時間超の生放送の舞台裏
講義は高崎チーフプロデューサーからの、番組の歴史や同時間帯の他局の分析からスタート
『グッド!モーニング』は今年で10年を迎え、テレビ朝日の早朝番組では一番長くなりました。
しかし他局を見てみると…『めざましテレビ』は29年、『ZIP』は12年とライバル番組の方が歴史は古い。その中で今年7月クールの午前7時台で視聴率トップを獲得ライバルに負けない工夫を凝らしながら皆様に情報をお届けしています
番組は3時間超と長丁場。テレビ朝日の番組の中で最も多い、総勢10人以上のアナウンサーが出演しています
MCを務める住田アナの、ある日の一日を教えて貰うと…
なんと起床は2時半どの季節でも、起きる時と出社の時、外は真っ暗だそうです
住田アナは日々の生活を
「体調管理も仕事のひとつ。この生活スタイルでのメリット・デメリットはそれぞれあります。夜19時に寝る習慣は休日も変わらず、友人と夜ご飯中に眠くなってしまうこともありますが(笑)、何よりも仕事が楽しいです!」
と語りました
「天気中継」へのこだわり |
◆依田司さんの凄さ
『グッド!モーニング』は依田司さんのお天気コーナーが名物そのお天気コーナーの“ウリ”は、ズバリ「中継」です
番組では5時半から5回の中継で皆さんにお天気情報をお伝えしています
30分おきに明るくなるので、陽射しがリアルタイムで分かります。雨や風の強さも外からの中継で一目瞭然。また四季折々の風景が伝えられる場所から中継する工夫を凝らしています。中継は「今」を伝える優れた表現方法なんです
この中継を支えているのが、なんと言っても依田さんです
依田さんは本番2分前にリハを行い、原稿ナシで中継長年お天気を伝えてきた依田さんの見立てを含めた解説も見どころのひとつです。
◆番組を支えるスタッフ
番組には色々なコーナーがあり、その制作スタッフは230人ほど。技術スタッフも加えれば300人にもなります
特にスタッフが多いのが「もっと知りたい」のコーナー
こちらを担当している加藤ディレクターは、入社4年目。コロナ禍に入社し、当初はリモートでの業務も多かったそうですが、今では「火曜班」を担当し“独自取材”に注力しています
加藤ディレクターは「報道志望で入社して、実際に情報番組を担当してみて感じたのは、ひとつの番組に携わる人が多いことです。文化祭を毎日行っているような、そんな気持ちで日々励んでいます!」と話しました
“やりがい”と“魅力” |
参加者の皆さんからの質疑応答の後、講師の2人と住田アナは最後に、
(高崎)「“グッド”は長い放送時間です。ちょっとテレビを付けたら世の中の森羅万象が分かるようにスタッフと工夫して作っています。ぜひ1日を明るくスタートしてほしいです!」
(加藤)「朝の忙しい時間に見て貰えるように、目だけではなく、音だけでも分かるよう、細かい所も意識していますので、これからも是非見て下さい!」
(住田)「この番組は“お弁当箱”のようなものです。お弁当箱の具材をこれだけ多くの人が作っています。私はその具材を視聴者の皆さんに届けていきたいです」
と仕事の魅力を語り、講座を締めくくりました
今回のテレビ塾もオンライン開催で、全国各地から多くの方に参加頂きました
ご参加頂いた皆様、最後までお付き合い頂きありがとうございました
皆様、いかがでしたか?『グッド!モーニング』は3時間を超える番組ですが、時間帯の特性を見極めて、たくさんの工夫を凝らしてお届けしていますこれから『グッド!モーニング』をご覧になる時には、そんな工夫と努力を感じながらご覧になって頂けると嬉しいです
今回のテレビ塾の模様は、『はい!テレビ朝日です』(毎週日曜あさ5時放送)で来年1月に放送予定です
次回のテレビ塾もご期待ください