3月16日(木)、第59回テレビ塾を開催しました今回のテーマは
「報道局経済部の仕事とは
~物価高、SDGs、婚活からお年玉動向まで~」。
生活に密着したニュースを発信する「経済部」。今回はその“舞台裏”にスポットをあて、
“東京証券取引所”からの中継も交えながら、経済ニュースを面白く伝える方法についてご紹介しました
講師は、テレビ朝日報道局ニュースセンター経済部の北村美紀部長、進藤潤耶記者、平田淳一記者が担当司会は、北村講師と同期入社の下平さやかアナウンサーが務めました
経済ニュースを伝える工夫 |
◆ポイントはニュース性
「経済ニュース」、苦手に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、経済ニュースは私たちの生活にとても近い情報です例えば、物価高・賃上げ・ワクチン・子育て支援・婚活…私たちの生活に関するもの全てが経済ニュースです
その経済ニュースを扱う経済部の記者は、ありとあらゆるニュースの中から、キラリと光るネタを選び、皆さんにお伝えしています
北村講師は、たくさんのニュースの中から、どのニュースをお伝えするか選ぶポイントを
「ニュース性」「へぇ~」の2つを挙げました
宣伝ではなくニュースとしてどうか、世情を表しているか、この2つを特に意識しているそうです。
◆映像化の工夫
進藤記者は、どうやったら「経済」を「見えるように」伝えるか、その工夫を紹介しました
経済ニュースは数字や専門用語、カタカナなどが多く、映像がない場合も多々あります。
その為イメージ映像で視聴者の皆さんに分かりやすく伝える工夫を凝らし、動画で伝えるニュースを常に意識しているそうです
例えば、毎年取り上げるバレンタインデーのニュースですが、2021年と2023年では注目する視点を変えるなどその年の世相を表す工夫をしています
また、為替市場で一気に円高が進んだときは、それが私たちの生活にどんな影響があるのか銀行住宅ローンの話題に繋げるなど、より生活に身近で興味が湧くニュースにするよう日々考えています。
東京証券取引所の裏側 |
◆システム化された社外拠点
今回のテレビ塾では、皆さんもよくテレビでお見掛けされている、経済ニュースの拠点・東京証券取引所と中継を繋ぎ、平田記者が取材のエピソードなどを話しました
平田記者はまず、昨今の東京証券所内部のシステム化について紹介
以前は記者を中心にたくさんの人が集まっていましたが、現在は様変わりしていて人はほとんどおらず、中継カメラはテレビ朝日本社から操作して動かしているそう記者がこの場所にたどり着ければ中継が可能な為、災害時なども市場の状況を中継できる仕組みが整えられているんです
また、コロナ前は各企業の決算の時期は、五月雨式に記者会見が行われていましたが、今はオンラインとリアルを併用して取材を行っていることなど、コロナ禍での取材についても語りました
“やりがい”と“魅力” |
講師の3人は最後に、
(進藤)「取材現場では、最先端の情報に触れることができ、楽しさがあります!経済ニュースを苦手とする方がニュースを見てくれた時に、考えるきっかけを持ってくれるようなニュースを送りだしていきたいと思っています」
(平田)「経済活動は生活です。ひとつひとつのニュースを身近な家族と思い重ねて考えてみて下さい!」
(北村)「視聴者の皆さんがせっかくニュースをテレビで見てくれているので、家族や友人間でシェアしたくなる・つぶやきたくなる、会話のきっかけになる、そのようなニュースを伝えていきたいです」
と仕事の魅力を語り、講座を締めくくりました
今回のテレビ塾はオンライン開催で、全国各地から多くの方に参加頂きました
ご参加頂いた皆様、最後までお付き合い頂きありがとうございました
皆様、いかがでしたか?「経済ニュース」は難しい内容もありますが、記者の工夫で皆さんに少しでも分かりやすくお伝えできるように放送しています
これから経済ニュースをご覧になる時には、そんな記者の工夫を感じながらご覧になって頂けると嬉しいです
今回のテレビ塾の模様は、4月30日(日)の『はい!テレビ朝日です』(毎週日曜あさ5時放送)で放送予定です
次回のテレビ塾もご期待ください