1月9日(木)、実践女子大学で出前授業を実施しました
今回のテーマは、日本を代表する音楽番組『ミュージックステーション』の舞台裏と音楽番組の“演出”について
『Mステ』演出を担当する藤沢浩一が講師を務め、OA映像やセット図面を紹介しながら「この曲にはどんな演出が込められているのか」を語りました。
音楽番組放送までのスケジュールを説明した後、2週間前に放送したばかりの『ミュージックステーション ウルトラ SUPER LIVE 2019』の演出について紹介。
ここでは、欅坂46「黒い羊」演出の秘話を教えてくれました
放送をご覧になった方も多いと思いますが、こちらの曲は“誰もいない会場”を使った壮大な特別演出を行い、曲の世界観を形にしました
「他ではできない演出をしたい!」という藤沢講師の思いにより、放送約1か月前の会議から準備が始まったそう。本番をむかえるまでには、振付師・照明・音響・カメラ…etc、スタッフの中でのイメージ共有を大切にし、イメージのズレがないか入念な準備を行ったそうです。
藤沢講師の説明を聞いた後に、改めて皆さんとOA映像を視聴
見終わった学生さんは、数々の“こだわり”を再度確認し、驚きの表情を見せていました
今後『Mステ』をご覧になる時は、このような“演出”にも注目してみて下さい
——————————————————————————————————————————–
藤沢講師にとって音楽番組の演出の仕事とは、「たくさんの人達に音楽の素晴らしさを伝えること」。
そのためには、放送されない所にもこだわっていると話し、以前の“サカナクション”の演出を紹介。本番前やCM中にも曲を演奏してもらうことで観客との一体感を作り、曲の世界観に合う雰囲気を表現したそうです。
「目には見えない、画面では見えないところにもこだわった演出を考えています」と語りました。
授業後には、質問に訪れる学生さんも
また藤沢講師から、テレビとの接し方について学生さんに問いかける場面も見られました
“テレビの仕事”に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです次回の出前授業もお楽しみに