お客様フロント部では、“テレビ離れ世代”と言われている若者に向けて積極的に“出前授業”を行っています
実践女子大学・人間社会学部では「マスメディア論」の授業の一環として「番組制作過程研究~テレビは面白い~」と題し、テレビ朝日の社員が、様々なテーマでテレビ局の仕事や番組の構成・舞台裏などを紹介 今回はその中から3つの授業をリポートします!
11月7日(木)は「災害報道」について。講師は、テレビ朝日報道局の久慈省平さん。
東日本大震災報道の反省や教訓をVTRを交えながら説明。震災時、現場の記者には“取材か救助か”という葛藤があったことも話しました。
さらに「テレビ報道と新聞報道のちがい」についてや、台風19号など、直近に発生した災害の話にもふれました。
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久慈講師「災害報道の現場は想像以上に厳しいです。記者は“救助か・取材か”という葛藤に悩まされるからです。災害報道は“いかに記者の安全を確保して、視聴者の命を救えるか”が使命であると思います。災害が発生する度に課題が生まれ、これだという正解はありません」
11月21日(木)は「照明」について。講師は、共立ライティングの市川一弘さん。
長年テレビ業界の照明に携わり『ミュージックステーション』1回目の放送も担当したという照明の大ベテラン!『Mステ』の話はもちろん、舞台とテレビでの照明技法の違いなど、熱く語りました。
アーティストによっても照明の色を変えているそうで、「サザンオールスターズだったら何色をイメージする?」など、学生さんに問いかけながら授業を進めました。
市川講師「照明がないとテレビは成り立ちません。自分だったらこのアーティストに何色の照明を使うかな?と意識して番組を見てみるのも楽しいかもしれません。照明の仕事は女性もたくさん活躍しています。少しでも関心を持ってくれたら嬉しいです!」
11月28日(木)は「番組制作」について。講師は、テレビ朝日映像取締役兼びびあっぷ代表取締役の浅海信悟さん。
まず視聴率やテレビ局全体の説明をしその後、番組を作る“制作会社”の立場から、番組制作の魅力と放送責任について説明。制作現場の舞台裏を語り、ご自身が所属する制作会社についても詳しく話しました。
浅海講師「モノ作りは難しいことではありません。自分の中のアイデア・企画の引き出しを作っておくと良いです。ですから色んな事に興味を持ってみて下さい。報道やスポーツ、バラエティ、ドラマなど、テレビにも色々な携わり方があります。“番組を作る”、コンテンツ制作にぜひ興味を持って頂けたら!」
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実践女子大学は、授業を熱心に聞いてくれるだけでなく、感想や意見を毎回長文で寄せてくれる真面目な学生さんばかり!意見の中には、テレビ業界の核心に触れる事や、現在のテレビ番組への学生さんならではの見解もあり、自身の考えを持った学生さんが多く関心の高さに驚き、こちらも多々学ばせていただいております。
これからも学生の皆さんにテレビの面白さを伝えていくため、より充実した内容を目指していきます
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