6月24日(土)、栃木県さくら市でオトナ出前講座を開催
テーマは「プロデューサーが感じた楽園の作り方」。
『人生の楽園』森川俊生プロデューサーが、“楽園流”のナレーションなど番組のつくり方を語りました!
会場のさくら市喜連川公民館には、「番組をいつも見ています!」とおっしゃる方など約100人がご来場地元の中学生も参加し、皆さん真剣な眼差しで受講してくれました
◆ 被災地で見つけた「人生の楽園」 |
『人生の楽園』は、2000年に放送をスタートし、今年で18年目。放送回数は800回を超えています。
そんな長寿番組で、2015年から始めた新たな試みが「被災地で見つけた“人生の楽園”」です。
これまで東日本大震災の被災地を舞台とした主人公を5組ほど放送しています。
はじめは被災地を楽園として取り上げる事に、スタッフの間で疑問の声もあったそう。
でも、地域とつながりながら何かに挑戦している人の姿は、『人生の楽園』の主人公の要素にぴたりと合致すると考えました
例えば岩手県宮古市のご夫婦。
震災で自宅が流され、仲間と野菜作りをしていた畑は塩害に…。ご夫婦は気持ちが塞いでいた仲間を見て「畑に白い花が咲いたら気持ちが明るくなるのでは!」と仲間とそばの種を撒き、白い花が畑一面に咲きました!そして採れたそばの実を使って、小さなお蕎麦屋さんをオープンしたのです!
最近では、「何とか被災地を盛り上げたい」と県外から宮城県石巻市に移住したご夫婦も紹介。
森川講師は「一時的なボランティア活動とは異なり、実際に住み継続して被災地に寄り添う姿に、ナレーションを担当している西田敏行さんも、“素晴らしいご夫婦ですね”と絶賛していました」と話しました。
◆ 大切にしている“神コメント” |
番組の中で大切にしている事は
「いかに主人公の魅力を伝えるか」。
その方法のひとつが“主人公のコメント”だそう。
「主人公のご夫婦は、時として“おっ!”という言葉を話してくれます。これを私は“神コメント”と呼んでいます。実際に体験しているからこその言葉ばかり。この生活からにじみ出た言葉を拾うのが番組づくりの中で大きなポイントです!」
例えば・・・
●「畑が冷蔵庫がわりです」
*近所の畑(農家)から毎日旬の野菜を頂いている女性
●「街に色をつけたかった」
*震災後の街で、花や野菜を育てているご夫婦
●「今より若い時はない」
*60代で農家レストランを始めた女性
「これからも主人公の素敵な言葉をしっかりと拾い、伝えていきたいです。それが視聴者の皆さんに、引き続き支持いただける事につながるかなと思います」と締めくくりました。
質問タイムには、皆さん気になっている
「主人公はどうやってみつけるの?」
という質問が
森川講師はこの問いに
「企業ヒミツです(笑)」
と答えるも「主人公選びは番組づくりで一番重要。地方紙や自治体のHPを見るなどアンテナをはっています」と話しました。
豊かな自然に温泉、風情ある町並みの 今回の会場 栃木県さくら市
こちらでも多くの“楽園ファン”の皆さんにお会いでき、嬉しい気持ちになりました
さくら市のスタッフの方から「近年、さくら市にも第2の人生を歩むために移住されてくる方が増えているんですよ」と教えてもらいました
これからのさくら市にも注目です
ご来場いただいた皆さん、熱心に講師の話を聞いてくださり、ありがとうございます
主人公とスタッフの熱い思いがぎっしりつまった『人生の楽園』。引き続き、生き生きとしたセカンドライフを送る主人公をお届けしますご夫婦で、ご家族で毎週ご覧ください