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高校生のための「夏休みメディア講座」開催リポート!

投稿日:2013年08月26日 14:06

 

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8月19日(月)20日(火)の2日間、高校生を対象に『夏休みメディア講座』を開催しました!
1日目は朝日新聞を、2日目にテレビ朝日を見学。

「放送の仕組みはどうなっているのだろう?」「新聞ってどう作られるのだろう?」・・

楽しみながらテレビ局と新聞社それぞれの特性や違いを体験した後、スタッフも一緒にワークショップに参加!
みんなでメディアについて語り合い、さらには「メディアの未来」も考えてみました目exclamation

 

■1日目:朝日新聞の社屋見学!

 

朝日新聞では、「新聞ができるまで」のDVDを鑑賞後、報道局・編成局、地域面編集センター、印刷工場、発送室を見学。新聞の歴史や印刷のしくみも学びました。

 

asahi1

◆報道局・編成局

記者には「取材記者」と「編集記者」がいて、取材記者が現場からパソコンで情報を編集記者に送り、原稿をつくります。
パソコンがない時代は、現場から電話をし、編集記者は言葉を聞き取って原稿を書いていました。

では、電話もない時代は・・??

「伝書鳩ひよこを取材現場に連れて行き、原稿を持たせ、飛ばしていたのです!!

とても賢く、9割はちゃんと戻ってきていたそうですよ。

 

 

asahi_sappan◆印刷のしくみを実験!

現代の新聞は、コンピューターに入力された文字がレイアウトごとにアルミ板に焼き付けられ、刷版(さっぱん)と呼ばれる原版を利用し、印刷しています。刷版の表面は凹凸なく、つるつるさらさら。一体どのように印刷しているのでしょうか???

ガイドさんが実際に印刷のしくみを、手の平を代用して実験してくれました!

 

 

まず、大豆の油でできているインクを、刷版(見本)の文字の部分につけます。
そして、つけたインクを水を含んだスポンジで拭くと、、、

asahi_sappan2

なんと!画像と文字のところだけインクが残り、あとは流れています。
実は、刷版の画像や文字部分は油になじむように、印刷しない白い部分は水を吸うようにできているそう。
そして、インクがついた文字を手の平につけます(ここでは文字が反転)。
最後に、それを紙につけると、綺麗に印字できましたぴかぴか (新しい)

ガイドさんのわかりやすい説明と実験で、参加者もなるほど~ひらめきと納得!!

 

asahi_rinten

◆インクの臭いが漂う印刷工場

中に入ると、巨大な輪転機とよばれる印刷機が猛スピードで回っていました。この輪転機は1秒で夕刊約50部、朝刊約25部の印刷ができます。

ここで、出来上がったばかりの夕刊を参加者に配布。

先ほど印刷方法で説明にあった通り、印刷時に水を使用しているため、刷りたての新聞は少し湿っているのがわかりましたほっとした顔

 

 

asahi_kouza◆元社会部記者でブランド推進本部マーケティング部・清水敬久次長によるミニ講義。

新聞はどんなに小さな記事でも「正確な情報」を届けるために、記者は確認に確認を重ねているという、記者が記事に込める想いを熱く語り、さらには「朝日新聞デジタル」をはじめ、「デジタル時代の新聞」についてお話ししてくれました。

 

 

 

■2日目:テレビ朝日見学!

テレビ朝日では2つのスタジオとウェザーセンターやコーポーレートデザインセンターを見学後、『ワイド!スクランブル』の生放送を見学。

いつも見ているテレビ画面の裏側ではフロアディレクターやカメラマンなど、スタッフがいっぱい!番組ができるまでにはたくさんの人の努力とチームワークがあること、また、テレビ放送のしくみなどを学んでいただきました。

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◆コンテンツビジネス局ニュースEX担当部長・渡辺政道によるミニ講義

インターネットやSNSの広がりでテレビ離れが囁かれているが、テレビとネットは対立したライバルではなく、強力な「仲間」になりうる

多様化するメディア環境に合わせ、テレビはどんなサービスができるか・・。という「テレビ・メディアの未来」について話しをしました。

 

 

 

■「テレビ・パズル」

まとめのワークショップ「テレビ・パズル」!

A~Eの5つのグループに分かれ、講座開始時に高校生たちが真っ白な気持ちで描いた「新聞」と「テレビ」の絵を材料に、みんなで2日間のメディア講座を通して感じたこと、考えたことをグループで話し合いました。各グループには、テレビ朝日(お客様フロント部)、朝日新聞(CSR推進部)のスタッフも参加しました。

各グループ初対面の人がほとんどですので、自分の書いた絵の説明をしながら自己紹介わーい (嬉しい顔)

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みんな打ち解けたところでパズル作り!!

描いた絵でパズル?

と疑問に思う方が多いかと思いますが、ジグゾーパズルのように型はなく、正解もありません。パズルとは、図形、イラスト、文字の配列などを使用する“謎解き”のこと。「テレビ・パズル」では、みんなの絵をパズルのピースに見立てて、“テレビをはじめとするメディア”の謎をみんなで考えようというもの。

では、どのように作っていくかというと・・・

各グループで、描いた絵の共通点など見つけ、「軸」を作ります。

例えば、作り手-視聴者(読者)アナログ-デジタル見る人数順など。大きな1枚の模造紙に、各自描いた絵を基準に貼り付けていきます。

なんだか難しそうだな・・と感じますが、各グループ色んなアイディアが飛び出して、どんどん作業が進んでいきます。とりあえず並べ始めるグループ、全員に軸についてのアイディアを聞いてとりかかるグループなど、やり方も様々。わいわい作業をしているうちにあっという間に時間が経っていました。

 

 ぴかぴか (新しい)グループ発表ぴかぴか (新しい)

同じ「新聞とテレビ」というテーマで行ったパズルですが、各グループ異なる視点からメディアを見つめ、短い時間の中で様々な意見をだしてくれました。

発表

 

「未来のテレビ」についても

★ メガネにスイッチひとつで新聞やテレビを見ることができたら嬉しい。

★ 3Dだけでなく、匂いや風が出てくるなど、五感で感じられるテレビがほしい。

★ 副音声を「視覚」に置き換えて、スポーツ中継などで自分の見たいところを選んで見たい。

★ ひとつの画面で4画面表示してほしい。

など、柔軟な発想で色んなアイディアが飛び出しました!!

 

メモ参加者からの感想鉛筆

■2日間の講座で実際に働く方々と一緒にこういった話をする機会をいただき、新聞もテレビも身近な存在に感じることができました。現代もSNSとかで少しずつ距離感が縮まっている気がするけれど、まだ離れているので、未来はもっと視聴者と読者と作り手が一体となって番組や記事を作っていけたらいいなと期待しています。

■新聞もテレビも完成した形しか目にすることがなかったけれど、僕たちが目にするまでの過程にすごい人がたくさん関わり大変な努力をされていることを知れたし、現場を見ることができて刺激になりました。

■ニュースはインターネットやテレビで流れる情報しかなかったのですが、新聞をじっくり読んでみたくなりました。この講座を通してメディアに関わる仕事がしたいと思うようになりました。

 

テレビ局と新聞社を見学し、メディアについて考えようという今回の「メディア講座」ひらめき

“考える”というと難しいように感じますが、「普段いつどこで見ているか」という簡単な話から発展させていくので、友人とのお喋り感覚で楽しく、あっという間に時間が過ぎていました。

テレビ朝日のスタッフも、高校生のみなさんや朝日新聞の方と一緒に2日間対話をすることによって互いの考えを知り、生の意見をたくさん聞くことができたのでとても貴重な時間となりました。

これからもテレビ朝日では、みなさまに「テレビ」を身近に感じていただくため、様々なイベントを開催していきますので、お気軽にご参加くださいるんるん (音符)

 

 

 

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