19世紀から20世紀にかけて活躍した建築家、アントニ・ガウディの自筆のスケッチや貴重な展示品を通して巨匠の偉業を紹介するとともに、『SLAM DUNK』『バガボンド』の作者・井上雄彦氏がガウディの世界を描き、表現する稀代のコラボレーション展「特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-」がいよいよ明日から六本木・森アーツセンターギャラリーでスタート!!
日本スペイン交流400周年の記念事業・テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り「SUMMER STATION」の一環で実現した今回の特別展。
ガウディに関する資料約110点と共に、井上氏が描き下ろした“人間・ガウディ像”など、どれも必見です!!
☆ひと足お先に内覧会にいってきましたので、ちょっとだけご紹介☆
まずは楽しませてくれる音声ガイド(有料)をGET。
実は今回、井上雄彦さんの作品のファンであるとともに、個人旅行で数年前バルセロナのガウディ建築を旅してきたという、まさに、“ガウディ×井上雄彦”なテレビ朝日・松尾由美子アナウンサーがこの日本語音声ガイドに初挑戦しているんです!
それでは、松尾アナの案内で建築家ガウディ、その生涯と代表作をだどる旅へ出発♪
本展は、大きく3つの構成となっています。
まずは第1章「トラット少年、バルセロナのガウディへ」
第1章では、ガウディの子供時代とバルセロナでの学生期、卒業後まだ建築家として無名の頃のガウディを、関連資料でたどります。さらにその世界観を井上雄彦氏が描き、表現しています。
第2章「建築家カウディ、誕生」
第2章では、当時の建築界で名を馳せるようになった黄金期のガウディが建てた珠玉の代表作を図面やスケッチ、写真、模型、そして家具やデザイン・パーツなど多様な作品により紹介!井上雄彦氏が創る異なる世界も広がっています。
第3章「ガウディの魂―サグラダ・ファミリア」
ガウディのこれまでのキャリアと人生の結晶ともいえるサグラダ・ファミリアに焦点をしぼった第3章。
建築の歴史と発展を関連資料でたどります。クライアントを神と据え、自分が生きているあいだに完成できないと知っていながら身を砕き、創り続けたガウディ。ここでは、井上雄彦氏が建築家から受けたインスピレーションをその独特の感性により解釈し、ガウディの宇宙観を表現します。
あすに初日を控え、井上氏は「ガウディというものを感じながらあれもこれも表現したかったけど、色んなことは表現できなかった。でも、僕とガウディの共通項があるとすればこれじゃないかなという部分を最終的には描いた」とアピール。
さらに「実践と実践の間にある時間がものすごく大切。墨をすったりする時間で気づくことや、自分と向き合うことができる。そのことが今回、学ぶことができた。こういう機会をもらえてよかった」と充実感に満ちあふれていました♪
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特別展 ガウディ×井上雄彦
-シンクロする創造の源泉-
【会期】
2014年7月12日(土)~9月7日(日)
【開館時間】
午前10時~午後8時(最終入場午後7時半)
【会場】
森アーツセンターギャラリー
【公式ホームページ】
http://www.gaudinoue.com/