『ドラえもん』が全米進出! 世界に旋風を巻き起こす『DORAEMON』!!
今年、放送35周年という大きな節目を迎えた、国民的アニメ『ドラえもん』。
すでに35の国と地域での放送実績を持ち、ヨーロッパやアジアを中心に絶大な人気を誇っていますが、ついに全米放送が決定しました!
これまで世界各地で放送された『ドラえもん』はセリフの吹き替えや字幕を施されただけで映像は日本版そのままでしたが、今回は『ドラえもん』の世界観や描かれたテーマを大切に守りながらも、英語圏の視聴者に楽しんでもらえるよう、アメリカの文化や生活習慣を反映した“ローカライズ版”を初めて制作します。
アメリカ版はココが違う!①
のび太=ノビー、ジャイアン=ビッグ・ジー!!
まず、作品の舞台は日本ではなく、アメリカの架空の場所という設定に。
キャラクターの名前は、ドラえもんは英語名も「Doraemon」のままですが、
のび太は日本語のイメージを残しつつ、より呼びやすく親しみやすい「Noby(ノビ―)」に。
しずかは、英語圏の子どもたちにも受け入れやすい「Sue(スー)」という呼び名に変わり、日本版よりもちょっぴり活発な女の子として描かれます。
ジャイアンはガキ大将のイメージを意識しながらも、覚えやすさと親しみやすさを考え、「Big G(ビッグ・ジー)」というあだ名に。
そして、スネ夫は“sneer(あざ笑う)”という意味も込められた名前、「Sneech(スニーチ)」になりました!!
おなじみの「ひみつ道具」ももちろん英語表記で登場!
どこでもドア・・・「Anywhere Door」
タケコプター・・・「Hopter」
アンキパン・・・「Memory Bread」
空気砲・・・「Air Cannon」
ほんやくコンニャク・・・「Translation Gummy」
アメリカ版はココが違う!②
お箸がフォークに!! 石焼き芋→ポップコーン!?
英語版の設定に合わせるため、映像もさまざまな編集、加工が施されています。
▼日本版(左)から英語版(右)では箸がフォークに変わっています!
オムライスがパンケーキに変わったりなど、野比家の食卓もアメリカの子どもたちになじみ深いものに!また、日本ならではの石焼きイモの屋台が、ポップコーン販売のトラックになるなどの細かい変化も…!
健康志向にも配慮して、ドラえもんが大量のどら焼きを頬張るシーンの縮小や、のび太のおやつをフルーツに変えるなどの工夫もされています。
アメリカ版はココが違う!③
アザラシに間違えられるドラえもん!?
未来からやって来たネコ型の子守りロボットであるドラえもんは、“タヌキ”に間違えられて憤慨するのが、お約束!
しかし、アメリカのタヌキ(=”raccoon”)は、日本の丸く太ったタヌキとは異なっており、なかなか理解されにくいため、ドラえもんはアザラシ(=“seal”)に間違えられて怒る、という設定に!
▼のび太の0点の答案も、落第を意味する“F”の文字を追加
▼のび太が手にするおこづかいもドル紙幣に!
主題歌や劇中の音楽、効果音もアメリカの子どもたちが感情移入しやすいものとなり、セリフも単なる直訳ではなく、伝わりやすさを考慮し、韻を踏んだりして楽しいやりとりが展開
記念すべき英語版の第1話としてオンエアされるのは、藤子・F・不二雄氏による原作コミックの第1話でもある『未来の国からはるばると』というエピソード。
のび太=Nobyとドラえもん=Doraemonの初めての出会いを描いた物語です。
放送はこの夏スタート!
全米7800万世帯で視聴可能なベーシック・ケーブル/衛星チャンネルの『ディズニーXD』(エックスディー)で厳選された計26話が放送されます