10月29日(土)、埼玉県鶴ヶ島市で「テレ朝出前講座」を開催しました
鶴ヶ島市では10月1日から11月17日まで「防災WEEK㏌郷学の森」を実施中その中のイベントのひとつとして「防災講演会」のお時間を頂き、出前講座「報道現場から見た防災」を行いました
会場となった鶴ヶ島市西市民センターでは、東日本大震災時の各地の写真が掲載されていたり、防災DVDの上映や「赤ちゃんのための防災グッズ」が紹介されたりしていました
今回講座を担当したのは、広報局お客様フロント部の久慈省平。
久慈講師はこれまで災害報道担当部長としてANN系列の災害報道を統括し、東日本大震災では東北の被災3県でデスクとして災害報道に携わってきました。
講座前半は、東日本大震災(2011年3月)や九州北部豪雨(2017年7月)など、メディアの災害報道について。
久慈講師は自身の経験や当時の報道について、DVDを交えながら紹介
特に東日本大震災は災害報道のターニングポイントであるとし、その教訓を話しました。
東日本大震災以降、テレビ朝日を含めた民放各局やNHKは、津波警報・注意報地図の色を統一して見やすくするなど、より効果的な避難を呼びかける工夫を続けています。
またテレビ朝日では、宿直スタッフが緊急放送の訓練を毎晩行っています。
さらに直近 発生した災害の話にも触れ、新型コロナウイルス下での災害報道の伝え方や難しさについても語りました。
後半は鶴ヶ島市の防災について
鶴ヶ島市の地形やこれまでの災害状況を参加者の皆さんと一緒に考えながら、市民の皆さんがすべき防災対策について話しました。
久慈講師は自身の「防災グッズ」を紹介。
使わなくなったリュックサックに、古い靴下やタオルなど自分が欲しい物・必要な物を詰め込んで、オリジナルの防災リュックを用意しているそうです
災害が発生し避難した際、必要な物は人それぞれ異なります。乳幼児なのか高齢者なのか、男性なのか女性なのか…必要なものは違います。
自分には何が必要なのかをチェックし、ご自身で必要な防災グッズを用意しておくことの大切さを伝えました。
さらに自分が住んでいる土地がどういう土地で、どういう危険があるのかを知っておくことの大切さ、避難場所・避難所を確認しそこまで一度歩いてみることを勧めました。
最後に久慈講師は、
「“自分の身は自分で守る”、これはとても大事な事です。何が自分の家にとって危険なのかを把握し、発災時には自分が逃げるタイミングを知り、的確な避難行動をとる、これに尽きます」
と締めくくり、参加者の皆さんへ、いつ起こるか分からない災害への「備え」の重要性を語りました。
ご参加下さった鶴ヶ島市の80名の皆様、積極的にご参加下さり有難うございました
熱心にメモを取る様子や、質問コーナーでたくさん手を挙げて下さるお姿に、皆さんの防災意識の高さを感じました
この日の講座内容が、皆さんのこれからの生活に少しでもプラスになり、お役に立ってくれれば大変嬉しく思います
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テレビ朝日がお手伝いする総合学習・生涯学習「テレ朝出前講座」。
皆さんのご要望に応じて、実践的なワークショップも行っています。長年テレビの世界で活用してきた知恵や技術を日常生活に役立ててみませんか?
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