2006年から始まったテレビ塾が50回めを迎えました
6月26日の第50回テレビ塾は「『ミュージックステーション』のできるまで!~名シーンを生む演出とデザインの企て~」。
日本を代表する音楽番組の、こだわりの演出と美術セットのヒミツに迫りました
講師は『Mステ』演出の藤沢浩一と、美術デザイナーの井磧伸介。
進行は番組のサブ司会を担当する、並木万里菜アナウンサー。
放送までの1週間のスケジュールや、放送当日の舞台裏などの様子などの紹介に続き、
実際にOAされた映像とセット図面を使いながら、“曲の世界観”をどのように表現していくのか詳しく解説していきました。
前の週に放送したばかりの『サカナクション』の楽曲の見せ方を紹介する中では、ボーカルの山口一郎さんからスペシャルメッセージも
「テレビ塾へお越しの皆さんこんにちは!僕たちはMステに何度か出演させていただいておりますが、いつも藤沢さん達と面白い演出だったり企画を考えて、悪だくみをしています(笑)今日の話を聞いて、皆さん何か良いものを持って帰ってもらえたらなと思います」
制作現場の雰囲気を体感する「カット割り体験」では、会場の皆さんから、カメラマンとアーティスト役を募集し、いくつものカットが切り替えられて、OA映像ができていることを体験してもらいました。
本番さながらの緊張感・・・しかも指定されたカットをすばやく撮るのは難しい
カメラマンの技と集中力を実感・・・
そして講師の2人が思う「仕事のやりがい・魅力」とは。
●藤沢●
「演出の仕事はみんなを喜ばせたり、ハッピーにする仕事です。毎週毎週、新鮮な気持ちで取り組んでいます。そして何より、スタッフみんなでやり終えた生放送の後は、すごく気持ちよく何ものにも変えられません!」
●井磧●
「この仕事は、色んなスタッフと切磋琢磨できます。たくさんの刺激があって、常に自分を高みにもっていける、そこが魅力です」
◇◆◇◆参加者の声◆◇◆◇
●1曲、1曲にコンセプトがあり、作品であるということが良くわかりました。ライブの緊張感もすごい!!(50代・女性)
●「全力で遊べる仕事」という藤沢さんのお言葉がとても印象的でした。(20代・女性)
●あまりにも奥深く、何気なく見ていた世界が違って見えるほど、綿密に計算され構想された演出には驚かされるばかりでした。(20代・女性)
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たくさんのご参加ありがとうございました!
テレビ塾は、これからもテレビの魅力や仕事のこだわりを皆さんとお話していきます。
次回、第51回は9月の開催に向けて準備を進めています。
これからもよろしくお願いします