季節が深まり、紅葉の美しい季節、各地の小学校で「情報を伝えるさまざまなメディア」の授業が行われ、テレビ朝日の「出前授業」も一年でいちばん忙しい時期を迎えます。
11月に行われた「出前授業」から、お客様フロント部の上野敦史講師が、さいたま市立春里中学校と
横須賀市立池上小学校での様子をリポートします
◆ さいたま市立春里中学校(11月9日実施) |
職業について考える、キャリア教育の一環として「テレビの仕事」を紹介してほしいという要望に応えて、1年生204人(学年合同)を対象に授業を行いました
さいたま市見沼区は、古くから水運に使われた見沼川の水路が残る自然の豊かな土地です
東武線七里(ななさと)駅から徒歩10分ほどの春里中学校は、校舎の外壁にスポーツ大会での記録などが掲示され、生徒たちのあいさつも気持ち良い素敵な学校でした
まず、中学校向けの教材DVD「テレビの仕事」を上映します。
早朝に始まる朝の情報番組の仕事から、歌番組のディレクターや技術の仕事、クイズなどのバラエティー、ドラマのプロデューサー、編成や営業の仕事…仕事のやりがいについてのインタビューを交えてテレビ局の様々な紹介した15分ほどの映像を見せた後、上野講師が長く関わった「ニュースが出来るまで」について、詳しく説明。
後半では、「ニュースステーション」など報道番組のディレクターとしての自らの仕事について、
体験を語りました。
なぜテレビ局に入ろうと思ったか?
実際に入ったテレビ局はどんなところか?
そして、「ニュースステーション」で、最初に手掛けた特集“小笠原クジラ物語”を題材に、企画を立て、取材を行い、放送に至るまでの過程を体験に基づいて生徒たちに話しました。
生徒たちからは、様々なテレビについての質問も飛び出し、あっという間の60分でした。
さいたま市は浦和レッズの本拠地とあって、サッカーが盛んな土地柄、授業終了後、仲良くなった
男の子たちと、駅までサッカー談義をして帰りました
◆ 横須賀市立池上小学校(11月21日実施) |
京浜急行の汐入駅に降り立つと、海は見えないのに港町の気配に驚きました
それもそのはず、この汐入駅とお隣の横須賀中央駅を結ぶ「どぶ板通り」は、最も港町横須賀らしい
雰囲気の漂うところそこからバスで10分ほどいった高台に池上小学校はありました
今日は、「ニュースが出来るまで」についての授業です。
受講するのは5年生4クラス合同134人。5年社会科の「情報・メディア」の単元は学習済みということで、復習の意味も込めて、実際にテレビのニュースがどのように作られているか、教材DVDを上映しながら授業しました。
一方的に話をするのでなく、5年生たちといっしょに考えながら授業を進めたいと思い、前日(11/20)のANN昼ニュースの項目(トップから6項目)をスライドにして用意しました。
まず、50音順になったニュース項目を見せながら、それぞれのニュースがニュースセンターのどの部署の担当か答えてもらいました。さすが、学習済みだけに、これは政治部、これは社会部、地方の事件はネット局、と正確な答えが返ってきました。
さらに、自分たちが「ニュースデスク」だったら、どの3つを選ぶかを考えてもらいました。
そして、実際に放送した順番を披露
どれが、正解ということでなく、ニュースが「編集されている」というメディアリテラシーで最も重要な考え方を体感してもらいました。
この日は、45分×2時限連続ということで、後半は、「ニュース体験」を中心に授業しました。
夕方ニュースで、実際に使ったニュース原稿を使ってDVDに合わせて全員でニュースを読む練習をした後、各クラスの代表がアナウンサー、カメラマン、フロアディレクター、スイッチャーなど6役に分かれて、40秒ぴったりで収めるように「ニュース体験」に取り組みました。
最初は、慌てて読んでしまったっり、つっかえたりしても、友達のやるのを見ているうちに、欠点を修正して、最後のほうは40秒ぴったりにカメラを見ながらニュースを読むことができ、拍手が自然に沸き上がりました
テレビ朝日では、小学5年生以上を対象に出前授業を行っています。
番組・ニュース・テレビ・伝え方などテーマはご相談に応じます。
大人の方向けの出張講座もありますので、まずはお問い合せください。
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