東洋大学で行った今回の出前授業は、テレビ局の技術について
技術局技術戦略部の小野真介が「映像トーンとCGの深い話」をテーマに、「制作技術の仕事とは?」「CGの仕事」「先端技術の取り組み」の3つについて話しました。
カメラマンや照明、音声など技術の仕事について詳しく説明した上で、映像トーンについて紹介。
普段何気なく見ているドラマのワンシーンには、技術の力が大きく関わっているんです
それが「映像トーン」。映像の明るさやコントラスト・色合いを調整することです。
これにより時間や天気を操作できます!昼に撮った映像を夕暮れのシーンに見せたり、くもりの日を日差しがあふれる場面にしてたりできるんです
そして、映像トーンと同じく欠かせない技術が「CG」。
皆さんがご覧になっている番組でも、実は多くの場面でCGが使われています。
例えばこちらの番組。どこがCGか分かりますか??
答えは、画面上の部分です。
カメラで撮影したリアル映像には、スタジオの照明がうつっています。
他にも、気象情報のコーナーで夜空に星座を描いたり、水泳の中継でレーン上に国旗や順位を表しているのもCG技術です。
8月9日に開幕する「パンパシ水泳東京2018」ではCGにも注目してください
最後に、先端コンテンツの取り組みについて紹介。
AI(人口知能)やロボット、ドローンなどの技術を、テレビのコンテンツ制作に応用して展開しています。
この新しい技術は、現在六本木で開催されている「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION」でも体験できます
●「ドラえもんひみつ道具診断」
AI技術とドラえもんの組み合わせ。願いごとを画面の中にいるAIドラえもんに話すと、おススメのひみつ道具を教えてくれます。
●「黒柳徹子さんのアンドロイド totto(トット)」
音声合成とロボットの組み合わせにより、アンドロイドの徹子さんと話ができます。近くを通ると声をかけられるかも
この他にもたくさんのアトラクションで先端技術が使われています。
ぜひ会場で触れてみてください
小野講師は最後に「新しい技術の出現をテレビ局としてどう使うかを今後考えていかなくてはなりません。先端コンテンツを組み合わせる事によって、新たなコンテンツの可能性があると思います!」と締めくくりました。加速度的に進む技術の進化にご注目を