4月17日(火)、第47回テレビ塾を開催
今回のテーマは・・・
「情報番組最前線!『羽鳥慎一モーニングショー』の作り方」
視聴者の皆さまにたくさんのご支持を頂いている『羽鳥慎一モーニングショー』
その制作過程や、羽鳥慎一さんの魅力、「羽鳥パネル」ができるまでなど、舞台裏に迫りました!
来場した皆さんによる「羽鳥パネル」の体験コーナーも実施し、会場は大盛り上がりでした
講師は、小寺敦チーフプロデューサーと後藤達哉ディレクター。司会は番組に出演している宇賀なつみアナウンサーが担当しました。
冒頭は羽鳥慎一さんからのスペシャルメッセージ
「番組に携わる人の中で、私達出演者はごく一部です。テレビには映らないスタッフが100人以上います。そうした人達がどうやって番組を作っているのか。ぜひ普段は見られない実情を知っていただけたらと思います。今日の話を聞き、明日以降番組を見ていただけると、見方が少し変わるかもしれません!」
そして小寺講師が、番組の制作体制やプロデューサーの仕事、どんなことを考えながら日々の番組を制作しているのかなどについて詳しく紹介。
キャスターである羽鳥慎一さんの魅力をこう話しました。
「羽鳥さんの強みは、かゆい所に手が届くような説明ができることです。パネルでも、ひと言コメントを付け加えて分かりやすくする。視聴者目線で話すことがうまいんです」
そう羽鳥さんのトーク力が冴えわたるのが、人気コーナー『羽鳥パネル』
番組の見どころのひとつです。
担当している後藤講師が舞台裏を教えてくれました。
パネルコーナーが出来るまでには、3つのステップがあるそうです。
①ネタのピックアップ②構成を考える③レイアウト
言葉にすると簡単ですが、準備に膨大な時間をかけ苦労して作ったものが、急きょ別のテーマに変わる・・・なんてことも日常茶飯事
ニュースにすぐに対応する生番組ならではですね。
そして最後の最後は、「羽鳥さんにおまかせ!」だそう
こんな言葉が出るのもキャスターへの信頼感あればこそです。
「パネル作りでは、見ている方に、いかに早く・簡潔に・説得力のある形で“自分に関係のある情報だ!!”と思わせられるか、そんな素材を集めることを大切にしています。他にも写真やイラストを多く使ったり、文字の大きさを変えたりと視覚上の強弱を意識しています。またディレクターとして一番うれしい時は、“スタジオが盛り上がる時”です。視聴者の反応は直接見られませんので、スタジオの反応はひとつの判断材料なんです」
ここで
会場の皆さんに『羽鳥パネル』の体験をしてもらいました
パネルは放送で使用した実物!
「一度やってみたかったんです!」
と笑顔で体験!
原稿を読みながらパネルをめくっていく姿に、大きな拍手が送られました
最後に講師の2人から「仕事のやりがい・魅力」を話してもらいました。
●小寺講師●
「羽鳥慎一さんがキャスターを務める番組で、世の中に情報を伝えることがやりがいです。羽鳥さんは人気があるのに驕ることなく、スタッフへの気遣いもできる。“羽鳥慎一さんの番組をトップに!”それを原動力にこれまで走ってきました。これから先も視聴者の皆さんに支持してもらえるよう、恥ずかしくない、意味のあるものを届けていきたいです」
●後藤講師●
「徹夜してやっとOAした情報を、いろんな方に見てもらいたいです。また自分の作るものが視聴率という形で表れる事には責任を感じています。今日の話が皆さんの何かの参考になれば嬉しいですし、今日は若い方も多いので、テレビ業界を目指す方が増えればいいなと思います」
このテレビ塾の模様は、6月中に『はい!テレビ朝日です』で放送予定です。
たくさんのご来場ありがとうございました
次回のテレビ塾は秋頃を予定しています♪
◆◇◆◇参加者からの感想◆◇◆◇
●毎日見ている『羽鳥慎一モーニングショー』の舞台裏の大変さと番組にかかわる多くの人達の努力と情熱を感じとることが出来ました。皆さま頑張って下さい!!
●実際に現場で働いている方から直接お話しをお聞ける機会はなかなかないので、とてもためになりました…!!情報番組は特に新鮮さ(NEWS)が必要で、視聴者目線で制作されているのだという事がわかりました!
●様々なニュースの中から「気になる」「しゃべりたい」「LIVE」を大切にされて作られていることがよく分かりました。ありがとうございました。
●「番組として意識していること」や「パネルコーナーを作る時に漫画の構成を目指していること」など大変勉強になりました。