実践女子大学で行われた今回の出前授業、講師は・・・
大ヒットドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』の内山聖子プロデューサー
『ドクターX』誕生の秘話から、現在担当している『BG~身辺警護人~』のこぼれ話まで、ドラマの制作過程を語りました
学生の皆さんはほとんどが『ドクターX』を見てくれているとのこと
「大好きで全シリーズ見ています!」という声も
皆さん最後まで“一言も聞き逃さないぞ!”と言わんばかりの真剣な表情で受講してくれました。
ドラマ誕生~放送後までの流れを、台本の写真などを見せながら詳しく説明した内山講師。
俳優さん女優さんに出演を交渉する際の苦労話に・・・“大門未知子”の名前の由来も明かしました!
“未知子”は内山講師が付けたそうですが、“大門”は脚本を担当した中園ミホさんが、画数から判断して決めたそう
「テレビドラマを生んでいく背景には、見えない努力、愛情が注がれています」
質疑応答では、学生らしい質問から“女性の働き方”までたくさんの質問が寄せられ、ひとつひとつ丁寧に答える内山講師の姿が印象的でした
こちらでいくつかご紹介します
●Q.キャスト陣とは仲良くなるんですか?
A.必ず仲良くなります。誕生日を祝ったり、時には人間ドックに一緒に行くことも。
●Q.医療ドラマの手術シーン、お腹を切ったりするのはどうやって撮っているんですか?
A.メスを入れる所まで撮影。その後は、豚肉の塊にお醤油を塗った物を切ったりしています。
●Q.男性社会に見える業界の中、女性プロデューサーとしてやりにくい事はありますか?
A.やりにくいということはありません。むしろテレビ局は女性に向いていると私は思います。女性の意見・視点は、視聴者の共感も得られますので大事です。それに女性の方がお財布勘定なんかも得意ですしね(笑)
●Q.男性が多い中で、体力面は大丈夫なのですか?
A.現在は現場でも女性が活躍しています。ドクターXのプロデューサーもほとんどが女性です。体調を崩したこともありますが、男性の中だからと感じたことはありませんね。
内山講師は最後に、
「見る人が何を求めているのか?この俳優さんに何をしてもらったら見たくなるのか?そんなことを常に考えています。どれだけ私たちが汗を流せるのかが勝負だと思っています。私たちのようなスタッフが作っているという事を思い出して、ドラマを見て頂けたら嬉しいです。そして、この業界・テレビ局には女性がたくさん活躍しています。目指してくれる方がいればと思います」
と締めくくりました。
プライベートでもいつもドラマを見ているという内山講師。
現在プロデューサーとして担当しているドラマ『BG~身辺警護人~』は、毎週木曜日よる9時から放送中です