11月16日(木)、実践女子大学で出前授業を行いました!
今回の講師は、テレビ朝日の系列局である朝日放送 編成部・経営戦略室の佐々木真司さん
「系列局って??」の説明から、「テクノロジー×エンタメ」など地上波を超えた新たな市場の開拓について語りました。
◆ テレビ局の協力体制 |
佐々木講師はまず、テレビ局のネットワークシステム(系列)の仕組みを説明
放送におけるネットワークとは簡単に言うと・・・
「放送局同士のつながり」
テレビ朝日系列は、全国の24の放送局で構成されています。
皆さんもお住まい・ご出身によって馴染みのある局の名前がありますよね
これら24局は全てが独立した会社なんです。
その理由は総務省からエリアごとに放送免許を交付されているから。
全国へ電波を届けるために、キー局を起点に各エリアの放送局が協力して番組を届けています
◆ 『М-1』のクロスメディア展開 |
“どうやったら多くの人に番組を見てもらえるか”を考えている佐々木講師。
地上波での放送だけでなく、見逃し配信の「TVer」、月額制の「Amazonプライム」、無料インターネットテレビ局の「AbemaTV」など、最近のテレビコンテンツ展開は、学生の皆さんにも認知度が高い様子
佐々木講師はまさに今携わっている『M-1グランプリ2017』のクロスメディア展開について紹介。
来月決勝戦をむかえる『M-1』も、より多くの方に見てもらえるよう複合的な取り組みを実施しているそうです。
例えば・・・
予選の模様を「GYAO」で配信!AbemaTVでは芸人たちの「ウラ密着生放送」を!
さらにAmazonプライムでは、過去の放送を見ることができ、facebookなどのSNSではフル動画を公開しています。
さまざまな視点とメディアでコンテンツを展開し、相乗効果で盛り上げています!
◆ VRでスポーツを視聴!! |
かつてのモノクロ放送からカラーへの転換、4K8Kといった画質の向上など、テレビ局は技術の会社でもあると強く思っていると話す佐々木講師。
番組だけでなく、テクノロジーの分野も大事に考え、“今までなかったコンテンツ作り”を行っています。
最近では「VR(バーチャルリアリティ)」を駆使したコンテンツの開拓にも力を入れているという事で、その実例を教えてくれました!
●スポーツのライブ映像をVRで見る!
まだ実証実験中ですが、ヘッドマウントディスプレイを着用して、会場にいるような感覚でスポーツ番組を視聴できます。
見たいアングルのカメラを自分で選び、バックネット裏や一塁側など、好きな場所から試合を視聴できます
しかも、手を使わなくても、目線でカメラ選択もできるという技術も備えているとのこと!
「他にもコンピューターゲームの対戦を観戦する「e-sports」など、新しいコンテンツを探りながら、どんなことをしたら面白いかを常に考えています!」
◆ 最後に… |
受講生は将来について真剣に考えている大学3・4年生。
佐々木講師は皆さんに
「テレビ局では、これまでのものを大事にしつつ、新しいコトを始める人を歓迎しています!」とエールを送り授業を締めくくりました。
なお『М-1グランプリ2017』の決勝戦は、12月3日(日)よる6時57分からテレビ朝日系列にて生放送ですSNSなどもチェックして、放送までお楽しみに