「ジャボチカバ」
と聞いて、みなさんは何を想像しますか?
おおきなカバ?
それとも「ジャンボ ハバリ」スワヒリ語の挨拶?
いいえ。「ジャボチカバ」は南米原産の常緑高木でテレビ朝日の第4スタジオ『報道ステーション』のセットにある樹木の名前です。
昨年4月のセットリニューアルに伴いテレビ朝日にやってきました。
最初の1~2か月は新たな環境“スタジオ”に馴染めず、はらはらと葉を落としていたそうですが、今ではすっかりここが第二の故郷になったのか?植物育成LEDライトを太陽代わりに元気にすくすく育ち、ついに先日実をつけました
花が咲き、緑の小さな実がなり、やがて黒々と艶のある実になったはずなのですが、日頃第4スタジオをご案内しているガイドでも青々と茂る葉っぱに隠れて成長の過程にまったく気が付いていませんでした。
ある日実を発見した時はビックリえっ、枝になんか付いてる
その衝撃的な実の付き方ご覧ください。
木の幹や太い枝からいきなり ニョキッと生えているような実、
枝いっぱい、所狭しとひしめき合う圧倒的な数。
そしてこの艶、経験のない見た目にゾワゾワします。
セットの装花を担当する方に聞いたところ“食べられる”という事で、早速スタジオへと収穫に出かけました
柔らかい方がおいしいというアドバイスで食べごろのものを探します。
木から剥がすようにポロッととると熟れた実からはぶどうに似た匂いが
硬めの皮を剥き、パクッといただきます。
甘い!
ぶどうよりも実は柔らかく、思いのほかおいしくて癖になりそう
日本ではなじみのないこのジャボチカバですが、ブラジルでは盛んに経済栽培が行われ、加工品になって販売もされているそうです
スタジオのなかでも季節を刻み、実を付けたジャボチカバ。
今後も出演者の一員として『報道ステーション』を見守ってくれることでしょう。
ジャボチカバの静かなる自己主張にもご注目ください