6月、蒸し暑さが続いていますが日本全国からたくさんの生徒さんがテレビ朝日へ見学に来てくれています
今回は番組を放送するうえで欠かせない副調整室、通称『サブ』をご紹介します。
『サブ』って?・・・スタジオで撮っている映像や音声などを調整するための重要な場所です
スタジオとサブは必ずセットになっていて、スタジオが大きければ大きいほどサブも大きくなります。
サブに入った生徒さん、初めて入る空間に『すごーい!』と驚いた様子でした
サブの中にはさまざまな機器がありますが、今日は出演者の声などを調整する『音声卓』、そしてカメラの映像を切り替える『スイッチャー卓』についてご紹介します
まずは『音声卓』から
どんなに声が大きい出演者でも、マイクがなければテレビで放送することはできません。
出演者は胸元にピンマイクをつけていたり、ハンドマイクを持ったりしていますが、声の大きさ・質はひとり一人異なります。
でも、テレビでは声の大きさが極端に違うことはありませんよね?
それは音声のスタッフが、バランスよく、聞こえやすいよう出演者全員のマイクの音を調整しているからなんです
『音声卓』では、音楽番組などで歌声にエコーをかけたり、匿名でインタビューに応じてくれる人の声を別人のように加工したりすることもできます。
ミュージックステーションでは、マイクは少なくても70本、多い時は100本以上使うこともあるそうです
そして、『スイッチャー卓』が、こちらです
スイッチャーと呼ばれるスタッフが、ディレクターの指示をもとに、テレビに映る映像の切り替えをしています。
スタジオで撮影しているカメラの台数分の映像やVTR、中継先、CGなど放送する素材全てがサブのモニターに映し出されていて、それを見ながらボタンを押して映像の切り替えを行っているのです。
生放送の場合は、ボタンを押し間違えてしまうと間違った映像が放送されてしまいます
とても集中力が必要で、カメラを10年以上経験したスタッフが担当しています。
サブを見学した生徒さんから
『将来テレビ局で、機械を操作する仕事をやってみたい!』
と嬉しい声をいただきました。この見学が将来の選択肢のひとつとなり、日々の生活で何かのお役にたてば幸いです