7月、ガイド3名とブログ担当の4名がある講習に参加してきました
会場は都内の消防署
館内見学では警備さんも随行してくれているのでガイドは安心してご案内に専念できるのですが、近ごろ見学中に体調を崩してしまう生徒さんが多く、少しでもそんな生徒さんに寄り添った対応を身に着けよう!と、上級救命講習を受講してきました。
先ずはどういった時に救命処置が必要なのか、テキストを使いながら説明を聞きます
AEDと言ってもタイプも様々で、今回は2つのタイプをどちらでも使えるように練習。
胸骨圧迫は体勢や腕の角度、手の組み方などたくさんのポイントがあります。
また、他の人に代わってもらう時も“同じ場所を、同じリズム、同じ深さで絶え間なく圧迫してください”と、しっかり声に出して伝えます
声に出すこととで頭の中を整理して、少し冷静になれるような、そんな効果があると感じました。
初めて手にした三角巾。使う幅や巻き方、覆い方やつるし方など、その万能な使用方法はとても勉強になりました
毛布のくるみ方も一つ、一つに意味や効果があるのですね。
(芋虫~なんて、遊んでいる訳ではありませんよ)
固定の方法も、負傷者の方に負担の無いように紐を回す技術はに目を見張りました
そして、講習の成果を○×チェック。
全員満点とはいきませんでしたが、無事4名に『上級救命技能認定証』をいただく事ができました。
最後に講師の方から「私たち一般市民が善意で行った救命措置に問題があったとしても責任は問われません。ためらわず、勇気を持って行動してください」というお話がありました。
以前、電車内で急病人の発生に遭遇したことがあります。その時私にできたのは緊急停止ボタンを押す事だけでした。緊張で震える手で硬いカバーを突き破るよう、力いっぱい押した事。今でもあの感触は鮮明に覚えています。
もしまた同じような場面に遭っても、もし見学の生徒さんの身に何かが起こったとしても、勇気をもって冷静に対処したいと思います。
とはいえ、見学にいらっしゃる皆さん
まずはしっかりと休養をとり、体調万全でお越しくださいね(笑)