みなさんこんにちは
遅ればせながらあけましておめでとうございます
昨年末から新型コロナウィルス感染が急速に拡大し、例年のようにのんびりとお正月気分に浸れる人も少なかったのではないでしょうか大寒の候、お体に気を付けてお過ごしください
さて今回は主にニュース番組で使っているカメラについてご紹介します
みなさん、この写真のニュース番組ご覧になられたことはありますか??
こちらは『ANNニュース』の一場面
その日のニュースをコンパクトにお届けする番組です
アナウンサーの見ている方向に注目してください
カメラ目線で視聴者の皆さんに話しかけるようにニュースをお伝えしていますよね
「え?アナウンサーってみんな原稿を覚えているの?」
と思った方もいらっしゃるかと思います。
アナウンサーがしっかりとカメラ目線でニュースをお伝えできる理由、
それは“カメラ”に秘密があったんです
こちらは『プロンプターカメラ』といいます。ちょっとユニークな形をしていますよね
正面から斜めに取り付けられているのは鏡の一種なんです。下側にはモニターが設置されています。
よく見ると鏡の中にカメラのレンズのようなものがあるのわかりますか?(赤丸部分)
実はこれ、鏡の向こう側にカメラがあるんですよ
この鏡「ハーフミラー」といって、鏡の機能を持ちながら向こう側も少し透けて見えるもの
よく刑事ドラマの取調室のシーンで、隣の部屋からガラス越しに犯人を見るシーンありますよね?
それをイメージしていただけると少しわかりやすいかも
鏡の下にあるモニターにアナウンサーが読む原稿を映してみると・・・
なんと、ニュース原稿がアナウンサーの目の前に映し出されます
鏡の性質(反射)を利用して下に出る原稿を目の前に映し出し、ハーフミラーの性質(透過)を利用して、映った原稿の後ろから撮影する。
実にうまく考えられていますよね
もちろんアナウンサーの皆さんは本番直前まで原稿の下読みをして、その内容は頭に入っています
ですがニュースは生もの。放送中でも新しい情報が次々と入ってきます。
これを利用すれば差し替えになった原稿も読みやすくなりますね
「人と話すときは相手の目を見て」なんて学校で習いましたが、ニュースをお伝えするときも
「カメラ目線」つまり「視聴者の皆さんに語りかけること」ができるよう様々な工夫がされているんです
ニュース番組でアナウンサーがカメラ目線でお伝えしている場面を見かけたときは
「プロンプターカメラが使われているかも!」
と思い出してみてくださいね
さて、テレビ朝日の館内見学ガイドチームでは「ガイドちゃんねる」という動画を立ち上げました
普段の館内見学(※2021.1月現在休止中)では見ることのできない番組の裏側やテレビ朝日各施設の紹介など、順次公開していきますのでお楽しみに
新作は1月末公開予定です
「ガイドちゃんねる」はこちらから!