アニメはどうやってつくられているのか…
『クレヨンしんちゃん』(毎週金曜日よる7時30分~)を例に制作の舞台裏をご紹介します!
総合編成局編成戦略部の松久智治チーフプロデューサー。
入社してから調査・マーケティングや番組編成業務を経て、2010年よりアニメ番組プロデューサー。主な担当番組は『怪談レストラン』『デジモンクロスウォーズ』『スティッチ!』など。現在は『クレヨンしんちゃん』『ワールドトリガー』のチーフプロデューサー。
【シナリオ会議】 最初はアニメの脚本作り。「どんなストーリーにするのか」「しんちゃんがどんなセリフをしゃべり、何をやるのか」等のアイディアを出し合います。
◆シナリオ会議 “ココがポイント”
「”こんな話を作りたい”という制作者の思いの他に、様々なデータを集めて『よく見られているお話とは何か』を分析したり、放送するタイミングでの世の中の盛り上がりを予想してお話を考えだします。
データから導いたお話のパターンとしては、たとえば…、隣のクラスにチーターという、しんちゃんをライバル視する熱血園児がいますが、彼が出るとマイペースなしんちゃんとの対比で面白くお話が展開し、多くの人に見てもらえている傾向にあります。それを意識して、定期的に放送していますね。
また、世の中の盛り上がりでいえば、2014年4月の消費税8%アップのひと月前、“しんちゃん、消費税を語る”とのテーマで話を作りました。みんなの関心の高い社会・時事ネタを、国民的に有名な5歳児しんちゃんとその家族がどう切り込むのか…。その日は、ニュース番組の直後に放送があったこともあり、いつもより年齢の高い人たちにも見てもらえました。」
「”こんな話を作りたい”という制作者の思いの他に、様々なデータを集めて『よく見られているお話とは何か』を分析したり、放送するタイミングでの世の中の盛り上がりを予想してお話を考えだします。
データから導いたお話のパターンとしては、たとえば…、隣のクラスにチーターという、しんちゃんをライバル視する熱血園児がいますが、彼が出るとマイペースなしんちゃんとの対比で面白くお話が展開し、多くの人に見てもらえている傾向にあります。それを意識して、定期的に放送していますね。
また、世の中の盛り上がりでいえば、2014年4月の消費税8%アップのひと月前、“しんちゃん、消費税を語る”とのテーマで話を作りました。みんなの関心の高い社会・時事ネタを、国民的に有名な5歳児しんちゃんとその家族がどう切り込むのか…。その日は、ニュース番組の直後に放送があったこともあり、いつもより年齢の高い人たちにも見てもらえました。」
【絵コンテ】 しんちゃんをどこからどう撮るのか、イメージを膨らませて動きなどを決めます。
【作画】 動きに合わせてアニメーターが1枚1枚絵を描いて動画をつくっていきます。
【仕上げ・撮影】
紙にかいた絵をパソコンにとりこんで、色を決めて塗ります。それを1枚ずつ背景と重ねてパソコン上でパラパラさせたら絵が完成!