戦争という激流の渦に巻き込まれながらも、勇気・信念・愛情を持って生き抜いた「名もなき家族」の物語、映画『少年H』。
8月10日(土)に初日を迎え、多くの人々の共感を呼んでいます。
そして、終戦記念日の15日(木)、主演の水谷豊さん(妹尾盛夫役)・ 伊藤蘭さん(妹尾敏子役)・吉岡竜輝さん(妹尾肇役)・花田優里音さん(妹尾好子役)の妹尾一家が東京大空襲犠牲者慰霊の思いを込め、灯ろう流しを行いました。
4人は浴衣姿で参列。白い船灯篭にそれぞれが平和への想いを書き込んだ自作の灯ろうを旧中川へ流しました。
今年で15回目を数える本イベントには約3000名が来場。妹尾一家らと、詰めかけた来場者らの想いをのせた約2200個灯ろうは、旧中川を温かく照らしました。
【水谷豊さんコメント】
灯篭流しは初めてでした。実際にここへきて(灯篭流しを)してみると、何か想いが届きそうな気がしました。(戦争での)全国の犠牲者の皆様への慰霊の想い、そしてまずは自分の中でこの想いが風化しないようにと思いました。「少年H」は戦争の時代に人々がどう過ごしていたのかという目線ですが、戦争なんてあってはいけないと思いますし、打ちのめされても、傷ついても前へ向かおうとする人間はやはり素晴らしいと思います。(戦争は)あってはいけない。
【伊藤蘭さんコメント】
灯篭の明かりを見ていると、厳かな気持ちになりました。御霊が鎮まるようにという想いになりました。ここにいる子供たちにはずっと笑顔でいてもらいたいので、そういう世の中に少しでも近づいたらいいなと思います。
『少年H』は全国東宝系で公開中!ぜひご覧ください!