現在放送中のテレビ朝日人気ドラマ『相棒』。
その劇場版シリーズ第3作『相棒-劇場版Ⅲ-』が2014年ゴールデンウィークにテレビ朝日開局55周年記念作品として遂に公開
東京から300キロ離れた絶海の孤島を舞台に、特命係の2人が島に隠された“謎”に挑みます
先日、製作報告会見が行われ、主演の水谷豊さんをはじめ、成宮寛貴さん、伊原剛志さん、釈由美子さん、宅麻伸さん、及川光博さん、石坂浩二さん、和泉聖治監督が出席しました。
まず、杉下右京役の水谷さんは
「最近は水谷さんと呼ばれるよりも、『杉下さん』、『右京さん』と呼ばれることが多くて・・これは、まさに相棒の力だと思います。これからはもう割り切って杉下右京でいようかな(笑)。テレビシリーズが始まった時の夢が映画化でしたので、寺脇(康文)さんと1本目の映画ができた時は『夢が叶った』と思い、2本目は及川みっちゃんと、そして今回の3本目は“ナリヒロ”と映画を作ることが出来て本当に感無量です」
と笑顔で挨拶
3代目相棒として劇場版には初登場となる甲斐享役の成宮さんは
「僕、水谷さんに“ナリヒロ”なんて呼ばれたことないですよ!(笑)僕は映画ということで緊張してたのですが、水谷さんが『ドラマの雰囲気を変えず、いつものコンビネーションで』と言ってくださって、リラックスできました。やはり現場でも映画ならではのすごいスケール感がありましたし、スタッフも出演者も俄然盛り上がっていました。」
と撮影を振り返りました。
そして、「孤島ミステリー」という『相棒』の画期的な新展開を彩るゲスト陣。
(元陸上自衛隊・神室司役)伊原さん「現場はとても温かい雰囲気で、とても演じやすかったです。僕は馬に乗るシーンがあるのですが、その馬にもすごくお金がかかっていると聞いて(笑)それだけスケールの大きな作品に携わっているんだなと実感してモチベーションがあがりましたね。」
(元陸上自衛隊・高野志摩子役)釈さん「今回の出演を母に報告したら、“でかした!”と褒められました!私は撮影前に足を骨折していたのですが、容赦なくアクションシーンが多くて(笑)3メートルほどの橋から飛び降りるシーンも監督に“大丈夫、できる!”と言われて頑張りました」
(若狭産業社長・若狭道彦役)宅麻さん「僕は『相棒』の大大大ファンなので、テレビで見ていた作品に参加することができ、一ファンとしてとても幸せな現場でした!!」
と、それぞれ喜びのコメント。
また、本作で特命係を孤島へと送りこむ重要な役として、2代目相棒・神戸尊も登場!!
神戸尊を演じる及川さんは「ご無沙汰しております。呼ばれて呼び出て神戸です♪」と軽快にあいさつ
「特命係のセットに入ると、(学校の部活動の)部室に戻ってきた卒業生みたいで懐かしかったです。(警察庁長官官房付になった神戸について)神戸君の車の色が黒から白に変わっていたので、特命係の時より給料が良くなったのかな!」
と語り、会場を笑わせました
甲斐享との長い掛け合いシーンもあるそうで、新旧相棒がスクリーンの中で肩を並べるシーンにも注目ですもちろん、劇場版にはドラマのレギュラー陣も勢ぞろい!!
享の父親で警察庁次長・甲斐峯秋役の石坂さんは
「ミステリーとして非常に上等な味がしますし、今の時代を反映させていたながら普遍性があるので、いつまでも古びることがないんですよね。今回の作品も“今こそ見ていただきたい”内容になっているなと感じました。」
と『相棒』シリーズの魅力を語りました。
本編は会見前日に完成したそうで、和泉監督は「スケール感がある面白い作品になりました。『相棒』はまだまだ行ける。杉下右京はもっと進化できると思っているので、ぜひ4もやりたいですね。」と、手応えを感じている様子で、水谷さんも「ふつうは作品を追うごとに、プレッシャーが強くなるはずなんですが、逆にどんどん楽しくなっている。より社会派なエンターテインメントになったと思います。」と自信を覗かせていました
◆STORY◆
ある朝、警視庁特命係の部屋に1人の男の姿があった。元警視庁特命係、現警察庁長官官房付の神戸尊だ。尊が特命係を久々に訪れたのは、ある男性の死亡事故の調査を手がかりに、太平洋に浮かぶ妙な噂が絶えない島の実態を特命係に調査させるという、警察庁次長甲斐峯秋からの密命を受け、それを依頼するためにやってきたのだ。
そこはある実業家が個人所有している島で、元自衛隊員たちが訓練のために共同生活を送っていました。半ば強引に島の調査へとかり出された2人でしたが、右京は事故現場で、「事故」ではなく「殺人事件」であるという確信も持ちます。
外界から完全に閉ざされた孤島=巨大な密室の中で捜査を進める2人・・。
事件の真相の先にあるこの島に隠された秘密とは一体何なのか?事故の調査は、やがて殺人事件調査へと変貌し、さらには防衛省、国の権力者たちが暗躍する得体の知れない大きな謎の真相へと突き進んでいく。
『相棒』史上、最高密度を誇る極上のミステリー。どうぞお楽しみに!!!