環太平洋地域の国々が参加、4年に1回開催されるオリンピック、世界水泳に次ぐ世界3大大会の一つ「パンパシフィック選手権」。
その12回大会が、オーストラリア・ゴールドコーストで8月21日(木)から開催されます。
開幕まで1カ月を切った「パンパシ水泳ゴールドコースト2014」。
今回、「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」が行われている六本木ヒルズアリーナの特設ステージで、メインキャスターの松岡修造、解説の高橋繁浩、大会に出場する入江陵介、鈴木聡美、塩浦慎理、冨田尚弥の4選手、そして今大会、現役選手でありながらレース解説に初挑戦する北島康介が登場しての記者会見が行われました。
今大会のテーマは「今年の夏は、ゴールドだ。」
メインキャスターの松岡さんは、大勢集まった一般の観客席の中に飛び込むと、一人の少年に「今年の夏は!?」とマイクを向けました。
すると、少年は「ゴールドだ!」と対応。これには、さすがの松岡さんも「言えないと思ったのに」とびっくり!解説の高橋さんは「日本中に浸透していますね」と笑うなど、思わぬサプライズに会場全体が大いに盛り上がりました。
そして、舞台では、ずっと泳ぎ続けることができる「パンパシ水泳特設プール」を公開。
史上初めて六本木ヒルズのど真ん中に登場したプールで、今回の「パンパシ水泳」で3年ぶりに代表復帰を果たした冨田尚弥選手が力強い平泳ぎを披露してくれました。
最速で分速80mという水の流れに抵抗しながら懸命に泳ぐ冨田選手。その平泳ぎを見ながら、北島さんは「蹴った足がまっすぐ伸びるところが冨田選手の持ち味」と解説を。泳ぎ終えた冨田選手は「普段は流れなどないプールで泳いでいるので、流れのキツいプールでの泳ぎはめちゃくちゃきつかったです」と、息を切らして感想を話しました。
★ 各選手のコメント ★
■特別解説・北島康介選手
レース解説をすることについては、また違った目線で自分自身も水泳が楽しめるかなと思いました。出場する選手との付き合いも長いので、そういう目線で面白いことを伝えられたらいいかなと思っています。一人ひとりの選手の良さ、人間性とか、フォーカスしてうまく伝えられたらいいなと思います。
自分としては、もしかしたら今大会で泳いでいたかも、ということもあるので、不思議な感じはしています。レース解説をすることで、自分なりに選手として刺激を吸収できれば、と思っています。海外の選手にも注目して見たいですね。毎年変わっていくのが水泳のチームの特徴ですが、派遣標準を切った選手が多くて、すごく強いチームだと思います。戦える選手というのは間違いないです。「パンパシ」は、他の世界大会に比べたら、練習もしやすいだろうし、いい調子で出られる大会だと思います。あまりプレッシャーとか、負担はかけたくないですが、期待して見守りたいですね。
■入江陵介選手
こういうパブリックな会見は珍しいですし、ファンの方、子供たちも来てくれた中で、大会のお知らせができたことはすごく良かったと思います。北島さんの解説もみどころですね。直接解説は聞こえてこないので、僕はプレッシャーを感じませんが(笑)。去年の今頃はとても苦しい時期で、調子も上がっているようで上がっていなかったり、心と体が一致していない感じでした。楽しい気持ちで過ごせていませんでしたね。でも、今は練習はキツイですが、楽しく前向きに練習に取り組めています。調子も上がってきているので、自分でも大会が楽しみです。金メダルを狙っていきたいですね。メドレーリレーで優勝しようとチームで話しています。今まで金を獲ったことがないので、パンパシで獲って周囲を脅かせたいと思います。
■塩浦慎理選手
「パンパシ水泳」に出場するのは初めてですが、自由形の歴史を変えるという思いとともに、メダル獲得を目指して頑張っていきたいと思います。これまで自由形で活躍する日本選手はなかなかいませんでした。
僕がそんな“日本の自由形は弱い”というイメージを払拭して世界にアピールしていきたいと思います。
■鈴木聡美選手
イベントはすごく楽しかったです。たくさんの方が応援してくださるということを実感できましたし、改めて気を引き締めて頑張ろうと思いました。50、100、200mに出場しますが、200mでもしっかり前半からスピードを生かせるような泳ぎを目指しているので、今は筋力アップなどパワー重視のトレーニングを行っています。
泳ぎについては、水面を泳ぐような意識を大切にしています。平泳ぎは手の掻きやキック、息継ぎなど、すべてのバランス、タイミングが大事だと思っています。しっかり調整していきたいです。前回は100分の1秒差で4位、初出場でしたが、表彰台に上がれなかった悔しさがありました。今回は記録を重視していますが、せっかく出させていただくからにはチームに貢献するという意味でも表彰台を目指して、その上で自分の記録も超えたいです。100mの自己ベスト1分6秒32という記録は2009年の高速水着のときの記録。早くその記録を超えたいな、という気持ちですね。
■冨田尚弥選手
4年前の「パンパシ水泳」は4位ですごく悔しい思いをしたので、今回はゴールドコーストでゴールドを目指して頑張っていきたいです。
4年前は(北島)康介さんがすごいタイムで優勝しています。そんな北島さんは憧れでもあるので、僕もそうなれたらいいなと思います。
『パンパシ水泳 ゴールドコースト2014』は、
テレビ朝日系列地上波・BS朝日・CSテレ朝チャンネル2
3波一体合計40時間以上の大型編成で独占放送します!!
今年の夏は、ゴールドだ!!!