LIGHTSUM、カムバックまでの1年5カ月は「空白期間ではない」6人を支えたファンの言葉
2021年に韓国でデビュー、心躍るハツラツとした楽曲でオーディエンスを魅了している6人組ガールズグループ・LIGHTSUM(ライトサム)。
(G)I-DLEなど人気の実力派グループを輩出している芸能事務所・CUBEエンターテインメントの系譜を受け継ぎ、パフォーマンス面でもK-POPファンから支持の厚いメンバーが集うことで知られている。
今回は、初の日本リリースイベントとlogirl新番組『ライトサムズアップ』収録で来日した彼女たちに、最新ミニアルバム『Honey or Spice』へ懸けた思いをはじめ、日本のファンとの交流について、これからの展望などを話してもらった。
実はおっちょこちょい?メンバーのかわいすぎる「反転魅力」
──今日はテレ朝動画logirlの新番組『ライトサムズアップ』の撮影があったそうですね。
ジュヒョン はい! 朝からの撮影だったのですが、いろいろな場所にメンバーと行けて、とても楽しい一日でした。
──まず、10月に韓国でリリースされたミニアルバム『Honey or Spice』についてお話しいただけますか。
ヒナ タイトルどおり、“Honey=甘さ”と“Spice=刺激”がどちらも味わえるアルバムになっています。
表題曲「Honey or Spice」のパフォーマンスでは、明るくかわいらしい側面とカリスマティックな側面を表すため、笑顔のあとにキリッとした表情をしたり、衣装もキュートなものからシックなものまであるんです。
韓国では、人を惹きつけるギャップのことを「反転魅力」というのですが、そこに注目してステージを観ていただけたらうれしいです。
──ではそんな『Honey or Spice』にちなんで、メンバー同士だからこそ知っているお互いの「反転魅力」を教えてください。
ナヨン はい、まずは私から! ジュヒョンちゃんはよく「しっかり者だね」と言われているのですが、意外とおっちょこちょいなところもあるんです。昨日も、飲んでいたコーヒーのカップをうっかり倒して慌てていたり(笑)。そんな姿をそばで見ていると、かわいいなって思います。
ジュヒョン チョウォンさんは、歌がとても上手で“クールなアーティスト”っていうイメージが強いんですけど、ステージを降りると愛嬌いっぱいなところにギャップを感じます。声や話し方、仕草がめっちゃキュートなんですよ。
チョウォン
チョウォン ……(鼻の下をこすりながら、おどけた表情をしている)。
一同 アハハハハ!(笑)
ジュヒョン ほら、わかりますよね⁉ まさにこんな感じ!
チョウォン ありがとうございます。ヒナちゃんはキュートな印象が強い子なんですけど、「Honey or Spice」のステージでは“Spice=刺激的”なイメージをすごく上手に表現していて、ヒナちゃんの新たな表情を見られたのがうれしかったです。
ヒナ ユジョンちゃんはグループの末っ子メンバーなので、よく「お姉ちゃ〜ん」って甘えてくれるんです。でもパフォーマンス中は本当にカッコよくて、頼もしさもあるので、いつも見惚れちゃいます。
ユジョン サンアさんは“Spice=刺激的”な魅力があることで、SUMIT(サミット/LIGHTSUMファンのこと)の間でも有名だと思うのですが、実はすごくおもしろい人なんですよ。急に変なダンスをしたり、ハイテンションになったり、ギャグを言ったり。日本語のレッスンを受けているときも、先生から教わった単語を突然大声で言って、メンバーを爆笑させています(笑)。
サンア ステージ上では明るくかわいらしい姿を見せているナヨンちゃんですが、普段はタフで大胆な一面を見せることもあるので、SUMITはそういうところにハマっていくんじゃないかなと思いますね。
ナヨン たしかに……その自覚は、ちょっとあります(笑)。
ナヨン
「6人の努力は、私たちが知ってるよ」SUMITからのうれしい言葉
──6人とも、本当に多様な魅力を持っていますね。アルバムの話に戻ると、本作にはジュヒョンさんが作曲、サンアさんが作詞に参加した「Skyline」も収録されています。おふたりは、この曲にどんな思いを込めたのでしょうか。
ジュヒョン 私は練習生のときから作詞作曲に興味があって、ずっと勉強し続けていたのですが、今回初めてSUMITに聴いてもらえる自作曲を発表できたのですごくうれしかったし、そのぶん緊張もしました。
この曲は、生きる上で苦労している人へ、その気持ちに寄り添って力を与えたいという気持ちを込めて作った曲です。なので、少しでも多くの方に届けばいいなと思います。
ジュヒョン
サンア 「Skyline」は私にとって初めて本格的に作詞に取り組んだ曲だったので、その喜びを素直に表してみました。
サンア
──このアルバムは、約1年5カ月ぶりとなるLIGHTSUMの新作ですね。カムバックを果たすまでは簡単な道のりではなかったと思うのですが、この期間を経て、どんなところがグループとして進化したと感じていますか?
ヒナ 私たちにとって、新作を出すまでは“空白期間”ではなく、練習を重ねたり語学勉強をしたりなど、アーティストとしてひたすら自分を磨く期間でした。その間は大変な思いもしたし、SUMITを待たせてしまっている申し訳なさも感じていたのですが、足を止めずに自分と向き合ったその一日一日が、今回のアルバムに表れていると思います。
SUMITも「6人の努力は、私たちが知ってるよ」と言ってくださったりして……がんばったかいがあったなと、すごくうれしかったです。
チョウォン 「私たち自身が満足できる作品にしないと」というプレッシャーも大きかったのですが、一生懸命に取り組んだぶんだけSUMITが喜んでくれたので、ありがたい気持ちでいっぱいです。もちろん、私たちも疲れることはあるのですが、そんなときはSUMITがくれる言葉を思い出して、がんばるエネルギーに変えています。
──新作を通じて、ファンのみなさんとの絆を改めて確認できたのですね。今回の来日では初めての日本リリースイベントが実現しました。日本のSUMITとの交流はいかがでしたか。
ジュヒョン 想像していたよりも近い距離でお会いできたので、お話しするときもパフォーマンス中でも、みんなのエネルギーを感じられて本当に楽しかったです! SUMITのリアクションや表情も明るく、大きな歓声で迎えてくれて、ありがたかったですね。
ユジョン 私は日本語がまだ上手じゃないので、最初は不安もあったのですが、SUMITの反応を見て安心できました。むしろ「自分が韓国語をがんばって勉強するから、あまり心配しないでね」と優しい言葉をかけてくださる方もいて、すごく感動しました。
ヒナの日本語講座「“牛タン”を教わりました!」
──来日中は、日本出身メンバーのヒナさんがグループを引っ張る存在になっているのでしょうか。
ナヨン そうなんです。日本での活動中は、私たちが言葉の面でヒナちゃんを頼ってしまうぶん苦労をかけてしまっているなと感じているのですが、いつも感謝しています。
チョウォン 日本語の曲を練習するときも、言葉の意味や発音の指導を丁寧にしてくれたり、すごく頼もしいです! いつも「これなに?(日本語で)」って質問しています(笑)。
ヒナ
ユジョン 昨日は、ヒナさんから「牛タン」っていう言葉を教わりました。
ヒナ 私以外のメンバーは、今回初めて牛タンを食べたんです。みんな気に入ると思ったので、おすすめしました。
一同 めっちゃおいしかった!
ジュヒョン ずっと牛タンのことばっかり考えてます(笑)。
──滞在を楽しんでいるようで、なによりです! そろそろ2023年も終わりに近づきつつありますが、LIGHTSUMとして2024年に達成したい目標を教えてください。
ナヨン 日本に来ることができてうれしかったので、来年はぜひ日本デビューを実現させて、もっともっと日本のSUMITと会える機会を増やしたいです。
ジュヒョン 今年は初めて韓国でファンミーティングを開催できたので、日本でもやってみたいなと思います。
チョウォン 2024年は日本でコンサートができたらいいですね。
ヒナ 日本のSUMITもずっと待ってくれているので、日本語の曲をリリースしたり、みなさんともっと近い距離で交流できるとうれしいです。
ユジョン 海外へ行って、さらに多くのSUMITに会えたらいいなと思っています!
ユジョン
サンア 来年はもっと短いスパンでカムバックしたいと考えています。それから日本はもちろん、ヨーロッパなど遠くに住んでいるSUMITのもとへも会いに行きたいですね。実現できるように一生懸命がんばりますので、応援よろしくお願いします!
文=菅原史稀 撮影=山口こすも 編集=高橋千里
LIGHTSUMの素性を深掘りしていく番組『ライトサムズアップ』がテレ朝動画logirlに登場!
ここでしか聞けない貴重なスタジオトークや、都内の話題のスポットを巡るロケを通じて、6人それぞれの魅力を2カ月にわたってお届け!・第1回
2023年12月27日(水)20時配信
無類のK-POP好き・林美桜アナが、独自の目線でメンバー6人をトークで深掘り!・第2回、第3回
2024年1月下旬配信予定
LIGHTSUMが東京の人気スポットを巡りながらトレンドを体感! カワイイ文化の発信地・原宿やコリアンタウン・新大久保を遊び尽くす!