うつしだされたもう一つの世界　

2017年11月29日

昨日の放送でご紹介した、東京杉並区荻窪にある大田黒公園。
７０ｍに渡って植えられている銀杏並木の黄色い世界。

それを抜けると、
物音一つしない空間にひっそりと佇む６０本以上のモミジの木々待つ真っ赤な世界。

都内にこんな場所があったのか！と思うほど美しい自然の光景が広がっていました。

一番のここでの魅力は、池にうつしだされるモミジの数々。

最初にこの水面を見て、
「この水の中に飛び込めば、どこかほかの世界にいけてしまうのではないか。
もう一つ別の世界があるのではないか」という感覚になりました。

この、モミジがつくりだ出す独特の雰囲気を持つ静寂の世界。
すーっと吸い込まれるような空間が広がっていました。

このような綺麗な風景を、言葉で伝えようとすればするほど
なぜかチープになってしまう気がして
昨日はどうやって伝えようか、どの言葉を使おうか相当悩みました。

最初にあの公園に足を踏み入れた時、やはり感じるのはきれい。
なのですが、
きれい、きれいってテレビで伝えることでもない。
その人自身が感じることだから。
では、どうやってその場で体感しているものを伝えるのか。
これからも突き詰めていきたいなと感じました。