8月6日  【森川 夕貴】
2019年08月14日

今年4月にリニューアルオープンをした広島の“原爆資料館”。

原爆の被害を受けた被爆者の平均年齢が82歳を超えるなか、
「どうすれば若い世代に、世界中の人たちに
原爆の悲惨さ、残虐さが伝わるのか」
リニューアルに向けた検討会議は9年にも及んだそうです。

その検討会議で何が話し合われたのか、何が答えとして導き出されたのか。
取材をさせていただき、
8月6日、
その新たな役割を担った“原爆資料館”からその内容をお伝えしました。

想像してもしきれない『8月6日』。
それを、今回のリニューアルに携わり
最終的にどう変えていくかを決めた“原爆資料館”の加藤副館長に話すと、
「僕だって戦争を経験していないから想像しきれない部分もある。戦争ってそういうものだよ。
でも、今回のリニューアルのテーマである、亡くなった方々の実際の遺品、
当時の悲惨さがわかる実物を見てもらうことによって
少しでも若い世代があの日に何があったのか想像してもらうためにリニューアルした」と。
その言葉を聞いて私は何回も何回も“原爆資料館”をまわって、あの日を想像して伝えようと。
中継当日、加藤副館長はずっとリハーサルから見守っててくださいました。

今回、8月6日に向き合える機会をいただいたこと、
加藤副館長に出会えたこと、被爆者の息子さんの藤井さんに出会えたこと
話を聞けたこと、ディレクターさんに助けられたこと、本当に感謝です。

リニューアルした“原爆資料館”。
亡くなった方の最期の言葉や、どういう人生を歩んだのか
どれだけ痛かったのか、悲惨だったのか。
遺品とともに“被爆者の人生”が紹介されています。
今回の放送で一人でも多くの方が
リニューアルした“原爆資料館”に足を運んでみようと思ってくだされば幸いです。

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