![]() |
|
|
2012年01月08日 09:30
こんにちは!“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。
さて、今日はハリウッド映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズの特集でした。この2月に80歳を迎えられるのですが、最新作がただいま公開中の「タンタンの冒険」音楽担当という、まさに現役の最先端を現在をも歩まれている方です。
そのジョン・ウィリアムズに「人生を変えられた」作曲家・渡辺俊幸さんが今日のゲストでした。渡辺さんといえば、大河ドラマ「利家とまつ」音楽担当や、さだまさしさんのプロデュースおよび編曲のご担当として音楽界の第一線でご活躍されている作曲家で、昨年は連続テレビ小説「おひさま」で日本レコード大賞編曲賞を受賞されました。渡辺さんは、学生時代には「赤い鳥」のドラマーとして、そして20代では、さだまさしさんのプロデュース兼編曲者としてすでに成功されていましたが、そのさださんのレコードアルバム制作のためにロスに行った時、事件が起こりました。現地コーディネイターに「今、流行っている映画は?」と聞いたところ、ちょうど「未知との遭遇」が上映している、とのことで見に行ったところ、その圧倒的な音楽に打ちのめされたそうです。そこで「もっとオーケストレーションについて学ばなければ」と思い、半年の準備を経て、アメリカに留学されたそうです。
このジョン・ウィリアムズも、そういう意味では最初から映画音楽の作曲家を目指した訳ではありませんでした。兵役から戻ってきて「クラシックのコンサート・ピアニストになりたい」という思いから名門ジュリアード音楽院に入学し、名教授ロジーナ・レヴィン女史に師事しますが、卒業時にレヴィン女史より「コンサート・ピアニストとして生計を立てるのは困難でしょう」と言い渡され、考えた挙句、バイトでやっていたジャズ・ピアノで生計を立てようと決意します。そしてよりギャラの高い場所で、ということでハリウッドに渡りますが、そのうち編曲も手がけるようになり、テレビ音楽の作曲を経て、映画音楽を担当するようになります。
それがスピルバーグと出会い、ジョージ・ルーカスと出会って、今の音楽を築き上げているんですね。まさに映画を愛するみんなの力で、ハリウッド・サウンドが引き継がれ、鮮やかに発展していったのです。
近年、アメリカでオリンピックが開かれればすべて音楽はジョン・ウィリアムズが担当するほど、国民的作曲家でありますが、彼のおかげでオーケストラ音楽の楽しみが広がっています。80歳を迎えられますが、是非ともまだまだ素晴らしい作品を生み出して頂きたいですね!
|
|
本日は、久々にオンタイムで拝見できました。
J.ウィリアムズは、職人的作曲家ですね。ひるがえって、彼の純音楽は?彼の管楽作品が、ペンデレツキや黛さんのそれと一緒に収められたCDがあります。それを聴いていると、やはり彼はクラシックを志し映画音楽の大家になってからも純音楽への思いが燻っているんだろうな、と感じます。
私は「ジョーズのテーマ」には、伊福部先生の「ゴジラのテーマ」の影も聴き取っています。
ここんとこ忙しくコメントさせていただいてなかったのですが、BSの方では必ず拝見してました。今年もヨロシク!
21世紀の現代において、大管弦楽を駆使して豊麗な色彩感と壮大なスケールで迫るオリジナル作品を創造できる第一人者、ジョン・ウィリアムズ。オーケストラサウンドは永遠ですね。
日本にも大河ドラマ「国盗り物語」や「花神」などで私たちを魅了してくれた練達の作曲家林光さんがいらっしゃいましたが、1月5日に残念ながら物故されました。是非追悼特集をお願いしたいと思います。