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2011年10月30日 09:30
こんにちは!“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。
さて、本日の「音感力選手権 耳―1グランプリ」いかがでしたか?実はこの企画、以前「題名のない音楽会21」時代に放送した“音楽センター試験”のリニューアル版でした。「プロの音楽家の耳はすごい!」と言うことを楽しみながら伝えられないかな、と考え思いついた企画です。
ただ“音楽家の底力を伝えるため”とはいえ、この企画に出場される音楽家の皆さんは大変な勇気の持ち主です!それこそ「答えを当てて当然」と思われがちなところ、恥も外聞もかなぐり捨てなければ、なかなか出演を決意できません。まさに捨て身の覚悟でのエントリ-です。
また、解答者は実のところ、非常に音環境の悪いところで問題音楽を耳にしているのです。というのも、オーケストラの音はあれだけの演奏者の奏でる音をバランスよく聞くことによって音楽が成立するものなのですが、横一列に並ぶと、例えば一番右側に座っている加羽沢さんには主にメロディを奏でるヴァイオリンの音が聞こえづらかったりします。よくある「イントロ当てクイズ」では、問題はCDで音出しして、解答者は同一条件のスピーカーで聞いているのですから、本当は大分不平等なのかもしれません。
そして、耳が良過ぎるからこそ、問題に答えられないケースもあります。本日の最後の問題ですが、ベートーヴェンの「運命」を一音上げて、調を変えて演奏しました。“調性が違う”というのはさすが!皆さん正解されたのですが、本来の調でないとすべてが違って聞こえてしまい、細かな間違えの細工が分からなくなってしまったそうです。
そんな中、文句も言わず、笑顔で間違えも言えてしまう本日の解答者はみなさんは本当にすごいです! 一方、問題を奏でるオーケストラも大変なんですよ。「イントロクイズ」はご存知のとおり、正解がわかったところで解答者がピンポンを押して演奏をストップしなければいけないのですが、指揮者のQが出たところで、いつ急にストップがかかるか分からない中演奏するのはなかなか難しいのです。また、「間違い探し」では、絶対に演奏にミスがあってはならないのです!
問題を出す方も出される方もものすごいプレッシャーの中行われた企画、どちらも実力者だからこそできることです!青島広志さん、大谷康子さん、HIROSHIさん、加羽沢美濃さん、そしてオーケストラの皆様、本当にありがとうございました!またのご出場、お願いいたします!
放送は休止ですが、ブログは更新しますので、どうぞお楽しみに!
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「音感力選手権 耳―1グランプリ」で一句。
曲当ての遊び楽しや秋深し
プロの音楽家の耳も悩ます、曲当てクイズは、なかなか面白かったです。特に、いろいろな曲をまぜあわせて、当てるクイズでは、答えが分かってから、この曲が入っていたのかと驚いていました。キャンディーさんの話では、横一列に並ぶと、端っこにいた人に音が偏って聞こえたとのこと。そこで、どこかの番組のように、思いきって、観客席に解答者を座らせたらどうでしょうか。そうすれば、公平に音を捉えることができるのではないでしょうか?
また、佐渡さんの耳のマジックの演出は、小技が効いていてよかったです。マジックといえば、佐渡さんが指揮を振るとオーケストラが鳴るといわれていますが、これもある種のマジックなのでしょう。そこで一句。
佐渡裕音のマジックオケが鳴る
種も仕掛けもありませんがマジックですが、これこそ<ほんまもの>の音のマジック。
佐渡さんは、偉大な音のマジシャンでもあったのですね。
マジックでは、本来は種も仕掛けもあるものですが、佐渡さんの場合は、特になにもしていないのが素晴らしい。しいていえば、“種”は、小さな音楽ホールから、こつこつと蒔いてきた(積み重ね)ものでしょう。それが、指揮を振ると実るのでしょう。また、仕掛けは、努力と人間性なのでしょう。
耳といえば、米国の第26代大統領Theodore Rooseveltのことば、
「耳を傾け、そして学べ。」(Listen and learn.)
を思い出します。秋たけなわの今、あなたは何に耳を傾けますか。そんな問いが聞こえてきそう。
耳ー1グランプリ、家族で楽しみました。
音楽は素人なので全く分りませんでしたが、回答者の方々も意外に分らないときがあったりして、失礼ながらちょっと身近に感じたりもしました。それでも、さすが、と思わせるところばかりで、とても関心しました。
回答者の方々だけでなく、オーケストラ、と言うと、難しい顔をして深刻に演奏している芸術家の人たち、なんて言う印象でしたが、こういう企画で、皆さん楽しそうに演奏したり、回答を聞いたりしている姿がとても印象的でした。ホルンのパートをトロンボーンの方が吹く時にすごく吹きづらそうにしている様子に、ココは違いそうだ、なんて思い、また、人間味を感じました。
回答者の方々の様子もオーケストラの方の様子もあって、音楽が、グッと身近に感じられた回だったと思います。
めちゃめちゃ面白かったです。出すほうも出されるほうもタイヘンなご苦労をされてたと思います。解答者を一般公募にして、ぜひとも耳-1グランプリを大会化していただきたいと思いました^^
今日の放送にキャンディーは出演していません!正解の判定をしていたのは番組の構成作家の一人、新井鴎子さんでした!
あっ、キャンディーちゃん、出演されてたのでは?
実に面白かったです!
私はアマながら「運命」を全曲演奏したことがありスコアの細部まで解っていますが、第一楽章の第二主題をボントロが歌うとは、ドッチラケ!!前田さんの腕前には、脱帽です!!
今日の「耳ー1グランプリ」とっても面白かったです!私にも答えられる問題もあったりして本気で参加してしまいました。それにしても解答者の先生方はスゴイ!知識も豊富、耳も良い。問題を考えられた構成の方も素晴らしいです。真剣に問題を聞きながら「音楽が趣味で良かったなあ。こんなに楽しいゲームに参加できるなんて。」と思いました。