2011年03月06日 09:30

 急に寒くなりましたね~。この金曜日からBBCフィルとの日本ツアーが始まりました。ソリストに辻井伸行さんを迎え、広島を皮切りに全国で10公演を行います。初日、広島では既に伸くんワールド全開!最後の新潟公演まで二週間。健康に留意して、良いツアーにしたいと思います。

 

 さて放送は、チャイコフスキー青島さんの激白。これほどの名曲たちが初演では酷評を受けたなんて信じられますか?まあ、ちょっとひがみっぽいチャイコフスキーさんでしたけど、今回のBBCツアーでも演奏するピアノ協奏曲なんて、今やピアノ協奏曲の代表曲ですものね~。チャイコフスキーさんて本当に繊細な方だったのでしょう。

 

 ところで天才青島さんの才能は誰よりも僕は知っているつもりです。青島さん、しょうもない評論家に酷評された時は僕に一報を!


視聴者からのコメント
2011年03月12日 00:43
kiss

11日(金)の演奏会@みなとみらい、少し早めに行って横浜でのんびりしようかと
演奏会へ行く準備をし始めたところで、都内自宅で被災しました。
出演者の皆さん、(大事な楽器をお持ちの)オケの皆さん、ご無事でしょうか。
地震のない国からいらした方なら尚更、恐ろしい体験だったこととお察しします。
食器などが壊れた程度で済み、暖房のある自宅で家族と過ごせることに感謝し、
この寒い夜、一人でも多くの人が助かることを心から願ってやみません。

2011年03月10日 17:43
mimo

京都のコンサート「大感動」でした。
佐渡さんの指揮と辻井さんに感激の涙を流しました。遠くから出かけたかいがありました。有難うございました。

だから、毎回欠かさず観ている「題名」を京都のホテルで見ました。
チャイコフスキーに再感動でした♪♪(

2011年03月08日 23:32
mimimi

先生、ツアー頑張ってくださいね。

2年前、息子がオーケストラが聴きたい、ラフマニノフが聴きたいと言っていたのですが、なかなか公演が無く、やっと見つけたのが、大好きな佐渡先生と辻井さん。今夜の名古屋公演は取れなかったので、東京まで行く決心をしました。最高のメンバーで、最高の劇場で、最高の演奏を聴くことを楽しみにしています。
素直だった息子も親離れしようと反抗して、今は口もきいてくれませんが、わざわざ東京へ行くことも承知してくれました。涙。
佐渡先生のお陰です。音楽が繋げてくれているのですね。感謝!

2011年03月07日 01:58
ヤッシー

以前、何処かで聞いたところ、チャイコフスキーさんはもともと法律家として公務員をしていた方ではなかったでしょうか?音楽界にどっぷり浸かっていなかった分、既成概念から逸脱した楽曲を作曲できたのかもしれませんね。

しかし、初演を酷評する聴衆も音楽に理解がない方々ですね。初演を聴きに行く方々ですから耳が肥えているのでしょうが・・・音楽は批評するものではなく楽しむもの。自分には不快に思われる音楽でも何か良いところはあるものです。名曲探偵アマデウスかベートーヴェンの伝記映画か何かでは、初演の途中で聴きに集まった貴族がどんどん部屋を出て行くような場面が描かれていました。さすが我々庶民とはちゃいますなぁ~。

昔、テレビの日曜洋画劇場で解説をしていた故淀川長治さんは、どんなB級映画でも批判を一切しませんでした。残念なB級ホラー映画でも「あのキャンプ場で襲われる場面、恐いですねー、恐ろしいですねー」と、あの太い眉毛を動かして解説する表情に映画に対する愛情があふれていました。

数年前に、小さな町のクラシック・レコードを聴かせてくれる喫茶店で、5~600円でコーヒー&ピアノ演奏の小1時間のライブがあると告知があり、訪れたことがありました。その女性の自作自演で、最初はピアノを演奏していましたが、途中、ピアノの弦をハジいたり引っ掻いたり・・・・。でも、静かなゆったりした楽曲だったので楽しめたことに驚きました。不協和音が苦手なはずだったのですが、激しくない音ならば案外違和感がないのでしょうか。

クラシック初心者としましては、今後とも音楽に愛情ある解説で、まだ知られていない作曲家・楽曲も紹介いただき、聴き方や音楽の楽しさをお教え頂けましたら幸いです。
あまり似ていないけれど演じきってしまう熱い小芝居もアリ・・・。

ティンパニー2名の演奏も贅沢でしたが、以前JRのある駅で立ち止まって拝見した企業のオーケストラで、演奏が始まっても目をつぶってじっと座っている方が1名おられ、気になってずぅっと見ていると、曲の最後で1回か2回シンバルをジャーンと打たれました。この演奏のためにはるばる来られていたことにいたく感動した覚えがあります。4~5曲演奏したうちのたった1曲だけ・・・。このシンバルの音色、贅沢のきわみなり。

2011年03月06日 18:22
サド美加子

今回はその名のとうり、チャイコフスキーと青島さんが見事なまでに一体なキャラであった為、その音楽史的エピソードを通じて語られる恨み節と青島さんご自身のそれの区別があいまいになってきました。
 オンエアではカット間違いなし!と予想していた東京芸大非常勤講師歴30年!のくだり(流石!題名)ではより一層、どの世界にも「根回し」は必要というリアリティを感じてしまいました。
 青島さんは、観客である私たちに対しても常にサービス精神が旺盛でどうしたら喜んでもらえるのか?を念頭において当に身体をはったパフォーマンスをしてくださっています!(収録会場でのご自身の商品の手売りにいたるまで・・・)
 そんな青島さんが、私は大好きです。これからも題名のブレーンとしての益々のご活躍を期待しています。
 大丈夫です!酷評されたら佐渡さんが敵をとってくれますから。   

2011年03月06日 15:56
momo

こんにちは!
毎週欠かさず拝見しています。
今日のチャイコフスキー、楽しかったです。青島さんがこれまた音楽室で見るチャイコフスキーによく似ていて、生きていたらあんな風にお話しするのかしらなんて思ったり(まぁそれは無いか)しました。
さて、今回の演奏、私はベルリオーズが聞けて感激しました。青島さんのおっしゃる通り、とんでもないストーリーなんですが、私はそこに惚れこんでしまいました。解説が曲と合っているので非常にわかりやすくてうれしかったです。さすが天才MRブルーアイランド♪
佐渡さんのファンクラブはいりました~!!いつか絶対に佐渡さんの指揮する姿を拝見&佐渡さんの作る音楽を拝聴しに行きたいです。
長々失礼しました!!

2011年03月06日 12:15
黒いひよこ

結局、人間は初めて聴いた楽曲の良し悪しを判断することが出来ないのではないでしょうか。それは直感でしかない。或いは、以前に作曲・演奏された楽曲に比べると・・・・的な。過去に良い曲を連発している作曲家は何を出しても評価される“ブランド”になっていたり・・・。
ロック界では、かの、レッド・ツェッペリンがデビュー・アルバムから評価され人気が出てブランド化した結果「本当にアルバムが評価されているのか?」と疑問を持ち、4作目にはジャケットにロックと無縁の「薪を担いだ爺さん」をデザインして、バンド名ほかの文字を入れずに発売したことがありましたっけ。誰のレコードかわからないようにしておいて・・・評価を確認する・・・と、歴史的名盤に・・。
音楽など初めて聴いて絶賛するものではなく、「もう一度聴きたい」と聴き込んで行くうちに楽曲の良さがわかる。最近ではテレビで流れて、シングルCD発売して・・・と、CMやドラマとタイアップなどした販売戦略が多いですものすね。
画家などは死んで後に評価されたり、坂本龍馬の人気も司馬遼太郎さんの小説のおかげだったりと聞きます。興味を持ち、腰をすえて追求して行ってこそ本当の良さがわかることもあるのですね。
昨日のNHKのど自慢グランプリの審査員に馬飼野康二さんが出演されており、初めてお目にかかりました。往年のヒットメーカー。ぜひ、オーケストレーションで聴いてみたいです。第二の馬飼野さんが現れると、音楽業界も活気付きますね、きっと・・。

2011年03月06日 12:12
takahashinoriko

青島さん、おはようございます。今や青島さんのコメントは、題名のない音楽会の薬味のような役割があります。毎週楽しみにしております。ありがとうございます。

2011年03月06日 10:06
相馬裕志

辻さんと佐渡さんの共演、残念ながらおうかがいすることができません。せめて、来週拝見いたします。
本日の番組を拝見して、私は即座に芥川さんのご著書にある「作品は作っている段階ではどうにでもなるものですが、ひとたび完成しておのれの手を離れたが最後、ヤツは作ってやった主人にむかってくる。(中略)初演を聞く気分は更に恐ろしくさえあります。ことによったら、うっかりヤツに鋭い兇器を手渡してしまったかもしれないからです。」(『音楽を愛する人に』より)との一節を思い出しました。おそらくチャイコ青島さんもそんな思いを何度もされてるんでしょうね。
ピアノ・コンチェルトは、オリジナル版も面白いとは思いました。ただ現行版の方が、インパクトはありますね。
この芥川さんのご著書の中には、チャイコ青島さんがおっしゃった「適当に書いた曲の方がウケがいい」作品の最たるは“1812年”だとか、ベルリオーズは器用な人だ、と解釈できる内容の記述があります。初演は不評だった、武満さんの「レクイエム」にも触れておられます。

2011年03月06日 09:45
まみーずまま

昨日、京都のコンサート、聴きにいきました。
今日のチャイコフスキーだったので、昨日の辻井さんの演奏を思い出し、なんだかおかしいやら、感動がよみがえったりしました。
まだツアーがはじまったところです。
みなさん、体調におきをつけてツアーの成功をお祈りしてます。

2011年03月06日 09:41
サドラー2号

BBCフィルハーモニックとのツアー、大成功ですね!昨日の京都公演も熱く盛り上がりました。イギリスのオーケストラを聴いたのは初めてですけど、コンサートマスターさんがなんだかお茶目な感じの方で、とっても好感を持ちましたよ。残りの日程も素晴らしい演奏でありますように。
さて、チャイコフスキーの3大バレエが初演で酷評だったのは有名な話ですが、踊りに隷属する音楽ではなく、むしろ踊りを変革していく音楽だった・・・チャイコフスキーのバレエ曲無くしてはバレエの発展はありえなかったということでしょうね。私も「白鳥の湖」は大好きで、この間から1幕の最後のワルツだったけ、群舞の音楽が頭の中で鳴っているのです(笑)
それと、今日の放送で「情景」を聴いて、私がオーボエ好きになったのはこの曲のせいだったことがわかりました。チャイコフスキーの曲の中ではオーボエのきれいなソロが多くて、それで私はオーボエが大好きになったんですね。青島先生の曲は・・・すみません、マザーグースぐらいしか知りませんでした。勉強して出直します(^^;;;;