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【第13回】
あらためて確認したい！ 杉下右京の８の経歴ほか！

今夜9時から放送の第5話「2045」では、事件捜査のために開発された人工知能と右京がチェスの勝負を繰り広げる一幕が。チェスと言えば、特命係の右京のサイドデスクにいつも置かれ、現シーズンではタイトルバック（オープニング）のモチーフにもなっていますが、右京のチェス好きがシリーズ初期からの設定であることは知らないという方も多いのでは？　そこで今回は、趣味のチェスのほか、右京のキャラクター設定にまつわる基本事項をまとめてお伝えします！

1. 東大法学部を首席で卒業

東京大学法学部を首席で卒業した右京。成績は相当優秀だったようですが、“フランス文学の単位を落としたことがある”とシーズン7第15話「密愛」（2009年2月18日放送）で発覚しています。ちなみに、シーズン13第15話「鮎川教授最後の授業」（2015年2月11日放送）で“一敗”と表現されていたのは、そのことだと思われます。また、大学在学中にイギリス留学を経験しており、右京のイギリスへの思い入れは、学生時代から始まっていたこともうかがえます。

2. 警察庁にキャリアとして入庁

東大法学部の成績優秀者は、大学に残って研究を続けたり、法曹界に職を得たりすることが多いといいますが、右京は国家公務員一種の試験をパスして警察庁に入庁しました。ちなみに、一種合格のキャリアは、採用された時点で警部補となり、研修などを経て自動的に警部に昇進します。入庁以来、現在も警部という階級に留まっている右京は、極めて特殊な存在と言えるでしょう。

3. かつては警視庁刑事部捜査二課に在籍

警察庁に入庁後、スコットランドヤードでの研修を経て、知能犯による経済事件などを扱う警視庁刑事部捜査二課に出向した右京。当時の様子は、今シーズンの第4話「ファンタスマゴリ」（2015年11月4日放送）でも断片的に語られましたが、日本の経済を牛耳っていた黒幕を逮捕寸前まで追い詰めるほど、当時から優秀だったようです。

4. 「杉下右京は人材の墓場」と揶揄される存在

事実上の左遷で特命係に異動させられた右京。その後、配属されてきた部下が6人連続で警察を去ったことから、「杉下右京は人材の墓場」と噂されるようになります。そもそも上層部は、組織から排除したい人物を、右京の下につけることで自主的に辞めさせようという目論みがあったのですから、“人材の墓場”呼ばわりするのは、かなり理不尽な仕打ちと言えるでしょう。ただ、亀山薫（寺脇康文）も、甲斐享（成宮寛貴）も、最終的には警視庁を去っているので、「部下の離職率が高い」ことは間違いないかもしれません。

5. 正確には刑事ではない

特命係には捜査権がなく、正確には「刑事」でもないことは、このコーナーの第1回「これだけは知っておきたい！特命係の8の常識と秘密！」でお伝えした通り。内村（片桐竜次）や伊丹（川原和久）から、事あるごとにそれを指摘され、捜査を外されることもしばしば。真相を解き明かした後、犯人に手錠をかけることなく、捜査一課に逮捕を託すのも、そうした事情があるのかもしれませんね。

6. 行きつけの店は「花の里」

右京の行きつけは小料理屋「花の里」。店に行くのがもはや日課になっているため、たまき（益戸育江）の突然の旅立ちで一時閉店されていた時期は、スランプに陥るなど仕事や実生活にも支障が出たほどでした。その時の様子は、幸子（鈴木杏樹）が二代目女将となったシーズン10第12話「つきすぎている女」（2012年1月18日放送）で確認を。ちなみに、「花の里」という店の名前は、右京の遠い親戚・杉下花（原沙知絵）に由来します。

7. 趣味はチェスと落語

クラシック鑑賞や読書など、多趣味な右京ですが、チェスと落語には特に愛着がある模様。落語については、シーズン1第3話「秘密の元アイドル妻」（2002年10月23日放送）で、造詣の深さが明かされて以降、米沢と高座のチケットや名人のCDをやり取りするなど、度々愛着の深さが描かれています。一方、チェスについては、常時デスク横にチェスボードをディスプレイするほどお気に入り。シーズン8第8話「消えた乗客」（2009年12月9日放送）では、尊（及川光博）とボードを使わずに脳内で駒を指し合うという離れ業も見せています。

8. 愛車は日産「フィガロ」

右京の愛車である日産のフィガロは、2012年10月スタートのシーズン11から登場。1991年に発売された名車で、現在は中古車でしか手に入らないというレアな一台です。シーズン13第1話「ファントム・アサシン」（2014年10月15日放送／2時間スペシャル）では、美彌子（仲間由紀恵）に車での尾行を見抜かれ、「特徴あるカラーリングの車ですからね」と指摘されています。確かに目立つので、張り込みや尾行にはあまり向かない車ですが、右京はこの愛車に特別な思い入れがあるようです。

そのほか、右京の性格や特技などのことについては、また別の機会に触れたいと思います。
今夜9時からの相棒シーズン14 第5話「2045」をお楽しみに！

 

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【第12回】
登場人物たちの好みの日常的飲み物9選！

先週放送の第2話「或る相棒の死」では、重厚なストーリーの一方、亘（反町隆史）には、右京（水谷豊）の紅茶愛に匹敵するくらい、コーヒーにこだわりがあることが明らかになりました。そこで今回は、登場人物が愛してやまない飲み物に注目！ それぞれのこだわりをひも解いていきます！

1. 右京といえばやっぱり紅茶

もはや説明不要の右京の紅茶好きですが、中でもシーズン4第2話「殺人講義」（2005年10月19日放送）や、シーズン12第13話「右京さんの友達」（2014年1月22日放送）では、右京らしいうんちくと紅茶への愛が語られています。共通するのは、いずれも語り合った相手がディープな紅茶好きだったこと。趣味や嗜好が共通している人物を相手にすると、いつも以上に口数が多くなってしまうようです。このほか、シーズン10第2話「逃げ水」（2011年10月26日放送）では、当時の相棒・尊（及川光博）に、エレベーターのないビルの5階からお茶を買いに行かせ、ペットボトルの日本茶を買ってきたことに「僕は紅茶が良かったのですがねぇ」と文句をつけ、さらには「また1階まで降りろと？」と反論した尊に、「僕が我慢すれば済む話です」と厭味を言い放つ右京らしいエピソードも。
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2. 亘は濃厚コーヒー派

第2話で、コーヒーへのこだわりを語っていた亘。いわく「あまり高くない豆をブレンドして、ブルーマウンテンに近い風味を再現した」そうで、淹れ方にも相当なこだわりが。通常のドリップコーヒーは約10gの豆を使い、140ccのコーヒーを抽出するのに対し、亘が好むのは30gの豆で70cc、つまり通常の6倍の濃度にしたコーヒー。淹れる際、60度の低温のお湯を使い、ネルドリップで手落とし。蒸すのに6分、抽出に3分というこだわりよう。結果、ビターチョコのような甘さが出るそう。実際どんな味がするのか、一度飲んでみたいものです。

3. 薫は根っからのコーヒー好き

初代相棒・薫（寺脇康文）は、根っからのコーヒー好き。特命係に異動してきた当初は、缶コーヒーを好んでいたようですが、しばらくするとシルバーのマイマグカップでサーバーのコーヒーを飲むようになりました。組対五課の角田（山西惇）が今も使っている特命係のコーヒーサーバーは、薫の置き土産のようなもの？

4. 尊は炭酸水を愛飲

二代目相棒・尊は、スタイリッシュなイメージに合った(!?)ペットボトル入りの炭酸水を愛飲。しかし、シーズン8第5話「背信の徒花」（2009年11月18日放送）では、特命係のコーヒーが切れていることに気づいた角田に文句を言われ、「それ僕の役目なんですか？」と返すと、「当り前だろ」と逆ギレされてしまいます。その結果、尊自身はほとんど飲まないのに、“コーヒー係”にされてしまったのでした。

5. 享はコーラで息抜き

三代目相棒・享（成宮寛貴）は、コーラが好きな模様。シーズン11から加入した享ですが、そのシーズン11第11話「アリス」（2013年1月1日放送／2時間30分スペシャル）以降、何度か飲んでいる姿が見受けられました。

6. 峯秋はお茶に凝り始める

警察庁次長から警察庁長官官房付に事実上降格された峯秋（石坂浩二）は、どうやら時間を持て余しているようで、最近はお茶（抹茶や茶せんを使った本格的なもの）に凝っている模様。自ら茶を点てて来客に振る舞うのがいい気分転換になっているようですが、右京のように手さえつけようとしない客には、二度と出さないと心に決めているようです。ちなみに峯秋の出したお茶を飲まなかったのはこれまで右京と亘の二人のみ。

7. 角田は“特命係のコーヒー”が好き

角田は、相変わらず大のコーヒー好き。ただし、コーヒーなら何でもいいというわけではなく、『特命係のサーバーでいれたコーヒーを“ひまかップ”で飲む』というこだわりがある模様。亘自慢の濃厚コーヒーを前にしても、「俺はいつものコーヒーでいいや」と興味を示さず。どうやら、いつもの行動、いつもの味に、角田なりの愛着があるようです。
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8. 内村刑事部長は日本茶がお好み

刑事部長の内村（片桐竜次）は、どうやら日本茶を好んでいる模様。シーズン10第14話「悪友」（2012年2月1日放送）では、参事官の中園（小野了）にきんつばと日本茶を出され、「茶など淹れに来てくれと言った覚えはないがな」と言いながらも満更でもない表情を浮かべます。いつもそばにいて内村の顔色ばかりうかがっている中園がチョイスしたわけですから、内村は日頃から日本茶を好んで飲んでいるということでしょう。

9. 大木と小松はコーヒー党？

いつも特命係の部屋を覗いている組対五課の大木（志水正義）と小松（久保田龍吉）は、どうやらコーヒー党。コーヒーカップらしきものを手に覗いている姿も過去に何度か映っています。今シーズンの第2話で亘から特製コーヒーを振る舞われた時も、大木「おお～、うまいっすねこれ！」、小松「ぬるいけど濃厚でうまいなぁ」と感嘆の声をあげており、特に大木は「ブルーマウンテン？」と銘柄まで口にしていたことから、なかなかのコーヒー通であることがうかがえます。

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【第11回】
明らかになった冠城亘の７つの魅力と個性！

四代目相棒として颯爽と登場した冠城亘（反町隆史）。右京（水谷豊）と出会い、共に“最初の事件”を解決に導いた彼ですが、今後は回を追うごとに、人間的な魅力や個性がさらに見えてくることでしょう。そこで今回は、現時点で分かっている亘の経歴や立場、言動や性格などを、まとめてチェック！　冠城亘という人間をより深く知るためのポイントをまとめていきます。

1. 法務省から警視庁に出向中の“お客様”

亘は法務省から人事交流という名目で出向してきているキャリア官僚で、警視庁内での立場は警務部付。峯秋（石坂浩二）いわく「キャリア官僚のルーティン」の一環ですが、通常なら都道府県の警察を指揮監督する警察庁への出向が一般的なところ、亘の場合「現場に興味がある」という理由から実際に捜査を行う警視庁を希望。その異例の人事は、捜査一課をはじめとする警視庁内でも噂になっている模様。そんな経歴もあってか、警視庁の人間は年上であってもほとんどが敬語で、出向から半年が経過した現在でも“お客様扱い”されているようです。

2. 法務事務次官が目をかける切れ者

法務事務次官の日下部（榎木孝明）の元部下らしく、持ち前の優秀さからか、性格的に意気投合しているせいか、特に目をかけてもらっています。亘もそれを分かった上で、場合によっては日下部の名前を出して、その権威を利用することも。ただ、日下部も日下部で、亘への信頼感から、それを大目に見ている様子。それでも、警視庁への出向は内心反対のようで、すぐにでも法務省に戻ってくるよう打診しています。しかし、当の亘は「ちょっと楽しくなってきた」と言って、自らの意志で警視庁に籍を置いているという状況です。

3. 危うい駆け引きも辞さない「跳ねっ返り」

第1話の刑務所の一件では、事件の核心に迫るため、刑務官にまで揺さぶりを掛けていた亘。右京を出しに「自分だけは味方だ」と相手の懐に入り込み、気を許したところで、今度は語気荒く怒鳴りつけるなどして、完全に相手を掌握します。その人心掌握術は危険もはらんだ諸刃の剣ですが、亘には事もなげにそれをやってのける能力と度量があるようです。事件解決後、自分がコントロールされていたことを知った刑務官から「味方だって言ったじゃないか！」と詰め寄られても、「正義の味方だ」とサラリとかわす器用さも亘らしさのひとつでしょう。

4. 右京の呼び方が早くもフレンドリー

歴代相棒を見てみると、薫（寺脇康文）はシリーズ序盤から「右京さん」、尊（及川光博）は終始「杉下さん」、享（成宮寛貴）はほぼ「杉下さん」（1度だけ「右京さん」と呼んだことも）でしたが、四代目の亘は早くも「右京さん」と呼んでいます。しかも、最初に呼んだときは「右京さ～ん!!」と警察庁の廊下で絶叫…。それどころか、峯秋から右京が「危険人物」であると指摘を受けた際には、声音を変えて「ミスター・デンジャラスと呼んでいいですか？」などと、右京相手におどけて見せています。ある種の掴みどころのなさも、亘の魅力なのかも。

5. 警視庁内での人間関係は微妙

その一方、警視庁の面々との関係は、あまり良好とはいえない模様。伊丹（川原和久）や芹沢（山中崇史）ら捜査一課の面々は、右京とつるみ始めた亘にいい顔をするはずもなく、人懐こいイメージの角田（山西惇）でさえ、「深い意味はない」としながらも“お客様”扱いで距離を置いてのだろうか？ では、右京の唯一の味方と言っても過言ではない米沢（六角精児）との関係はどうなるか。第1話の段階では、友好的とも敵対的とも言えない微妙な距離感でしたが、果たして…!?　ともあれ、亘と警視庁の面々の今後の関係も気になるところです。

6. 「人の運転は苦手」と自ら運転手に

享が相棒だった時代は、愛車のフィガロを自ら運転し、今回も亘に助手席に乗るよう促した右京ですが、亘の「人の運転が苦手」という理由から、そのときはとりあえず亘の車で移動。ちなみに、亘の愛車はスカイラインで、スポーツ車を荒っぽく運転していた尊とは違い、安定したドライビングを心掛けているようです。

7. プライベートに女性の影

独身で女好きという設定の亘ですが、その片鱗は第1話から早くも垣間見られました。日下部との電話中、かつての恋人なのか素性はわかりませんでしたが、思い切りビンタされていたところをみると、穏やかならざる恋愛模様が想像されます。一途だった薫や享に対して、亘は気が多いタイプ!?　今後、そのあたりがクローズアップされることがあるのか否かは分かりませんが、“女性”が亘の人間性を読み解くひとつのキーワードであることは間違いないでしょう。

今夜9時から放送の第2話では、物語の本筋でも鍵を握ることになる亘ですが、そんなスリリングなストーリー展開の一方で、冒頭からメガネを掛けていたり、飲み物にまつわる意外なこだわりも明らかになるとのこと。右京の紅茶に対して、亘の好むドリンクは…!?　今後、次第に見えてくる亘のパーソナルな魅力についても注目していきましょう！

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【第9回】
今回だけじゃない！ 杉下右京の賞罰歴４選！


現在、“無期限の停職処分中”の杉下右京（水谷豊）。明日10月14日（水）よる8時からスタートのシーズン14 初回2時間スペシャルで、その停職処分が解かれることになるのか、また現在どこにいるのかが気になるところですが、放送を前に右京のこれまでの賞罰歴や特命係の存続危機について振り返ってみたいと思います。右京と特命係が、これまでどんな窮地に陥り、そこからどうやって復活してきたのか、その顛末をたどります！
そして相棒史上初の警察官ではない新相棒・冠城亘（反町隆史）の登場も乞うご期待！

1.元をただせば特命係そのものが追い出し部屋のようなもの!?

そもそも、特命係に在籍していること自体が、懲罰を受けているようなもの。というのも、特命係は元々“外務省高官宅籠城事件”を解決するために結成された“緊急対策特命係”がベースになっており、その後“特命係”として正式に発足したのですが、目的は事件を受けて右京を“島流し”にするためのものでした。発足後も周囲から、“警視庁の陸の孤島”“人材の墓場”などと揶揄され、実際この部署に飛ばされた人物は、初代相棒となる薫（寺脇康文）が居着くまで、1年も経たないうちに6人も警視庁を去っています。ただ、シーズン3第6話「第三の男」（2004年12月1日放送）で、特命係に飛ばされてきた陣川（原田龍二）のように、左遷されたことに気づかないまま異動してきた人物もいますが、それはかなり特殊な例といえるでしょう。

2.特命係が廃止され、右京は警察学校の教官に強制異動

シーズン1第11話「右京撃たれる 特命係15年目の真実」（2002年12月18日放送）では、警察庁官房室長だった小野田（岸部一徳）の意向により、特命係が廃止され、右京は警視庁から転属し、警察庁に復帰することに。理由は、その当時から15年前の“外務省高官宅籠城事件”の関係者が相次いで変死する事件が発生し、その謎を解明するため当時の右腕だった右京の力が再び必要になったため。結果、事件は解決されますが、右京は強制的に警察学校の教官という立場に異動させられることになります。しかし、右京がそんな人事に素直に従うはずもなく、すぐさま休職してイギリスへ。シーズン2第1話「ロンドンからの帰還 ベラドンナの赤い罠」（2003年10月8日放送／2時間スペシャル）では、特命係は廃止されたまま、右京は休職中という立場で、大学教授の毒殺事件を調べることになります。その後、特命係が復活し、右京が元の立場に戻れたのはシーズン2第2話「特命係復活」（2003年10月15日放送）でのこと。特命係の部屋に帰ってきた右京は、「ここが一番落ち着きますね」と、控えめな言葉で喜びを表したのでした。

3.右京が警察組織から永久追放!? 逆恨みから免職の危機に！

シーズン3のスタートから3週連続（合計4時間）で描かれた第1話「双頭の悪魔」（2004年10月13日放送／2時間スペシャル）、第2話「双頭の悪魔Ⅱ～堕天使」（2004年10月20日放送）、第3話「双頭の悪魔Ⅲ完結編～悪徳の連鎖」（2004年10月27日放送）では、当時の官房長官・朱雀（本田博太郎）と対峙することに。政界の超大物を敵に回しながらも、どうにか事件を解決した右京でしたが、朱雀と密接な関係にあった当時の首席監察官・木佐貫（陰山泰）の逆恨みから、免職の危機に追い込まれてしまいます。その窮地を救ったのは、官房室長に復帰していた小野田。右京の動向を気にかけ、事実上の後ろ盾となっていた小野田は、木佐貫に首相秘書官のイスを用意する代わりに、免職処分を取り消すよう裏取引を持ち掛けます。その結果、右京は所轄署に飛ばされていた薫（寺脇康文）と共に警視庁に戻され、特命係が再び復活したのでした。

4.特命係の存在を敏腕監察官が追及！ 右京が懲戒処分の対象に

シーズン9第16話「監察対象 杉下右京」（2011年2月23日放送）では、監察官の栞（堀内敬子）の追及により、右京の懲戒処分、および特命係廃止の危機に。きっかけは、差出人不明の告発文が監察室に届けられたことでした。出張中の大河内監察官（神保悟志）に代わって調査に乗り出した栞は、そもそも捜査権のない特命係が捜査に関与し、しかも事件解決のプロセスも違法性が高いという見解を示します。そして栞は、伊丹（川原和久）や角田（山西惇）、さらには尊（及川光博）を聴取に呼び出し、徹底的に右京を追求していきます。ところが、クライマックスで、この監察自体が仕組まれたものであることが判明。そのドンデン返しの鮮やかな成り行きは、ぜひ本編をご覧になってご確認ください！　ともあれこのときは、右京が懲戒処分を受けることも、特命係が廃止されることもなく、右京に対する監察は無事(!?)終了したのでした。

杉下右京、そして特命係はどうなるのか！
そして、新相棒の冠城亘（反町隆史）初登場！
明日10月14日（水）よる8時からのシーズン14のスタートに注目です！
スタート時間はよる８時です！ お間違いなく！

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【第8回】
頭脳明晰だけじゃない！驚くべき右京の9の能力！

洞察力や推理力を駆使して、数々の難事件を解決に導いてきた杉下右京（水谷豊）。ついその切れ者ぶりにばかり目がいってしまいがちですが、実は右京には頭脳だけじゃない、驚くべき身体的な能力や知られざる特技が！
今回は、今夜９時からのテレビ初放送の映画『相棒-劇場版III- 巨大密室！特命係 絶海の孤島へ』をご覧いただく前に、杉下右京の知られざる身体能力や特徴に迫ります！

1．走ると速い

犯人を追う際や緊急事態に対処するため、状況によっては全力疾走することもある右京。シーズン1第1話「警視総監室にダイナマイト男が乱入！刑事が人質に!?犯罪の影に女あり…」（2002年10月9日放送／2時間スペシャル）では、若い薫（寺脇康文）を追い抜いていました。また、シーズン8第1話「カナリアの娘」（2009年10月14日放送／2時間スペシャル）では、捜査一課の車と並走しながら犯人を追いかけ、伊丹とも会話を交わすという余裕を見せています。全力疾走でも背筋をピンと伸ばして走る美しいフォームが右京らしい。

2．剣道の達人

伊丹の剣道の師が斬殺される事件が発生したシーズン5第7話「剣聖」（2006年11月22日放送）では、右京も剣道の達人であることが判明。“巻き技”と呼ばれる剣技（竹刀で相手の竹刀をくるりと巻いて弾き飛ばす大技）を繰り出し、道場で師範代を務める女性剣士・ふみ（原千晶）を圧倒する強さを見せました。

3．携帯や電卓を打つのが速い

シーズン13（2014年10月）からスマートフォンを使うようになった右京ですが、それまではガラケー派。そのボタン操作がとても素早く、シーズン4第19話「ついてない女」（2006年3月1日）では、怪しい言動を見せる若い女性・幸子（鈴木杏樹）を見張りながら、薫（寺脇康文）にメールで指示を与えるという離れ業を見せています。右京の返信の早さに、さすがの薫も「はやっ！」と言ったほど。（ちなみに、幸子はこの数年後紆余曲折を経て、花の里の女将になります） また、電卓を打つスピードも尋常ではなく、シーズン10第4話「ライフライン」とシーズン11第6話「交番巡査・甲斐享」（2012年11月21日放送）では、驚異的な早打ちと計算スピードを披露しています。これはかつて右京が捜査二課（経済事件などを担当する部署）にいたことがあるからなのか、元からなのか…。

いよいよ今夜９時放送！「相棒-劇場版III-」テレビ初放送！

4．優れた動体視力

常に眼鏡をかけていることから、視力はあまり良くないと思われる右京ですが、動体視力は抜群。シーズン8第1話「カナリアの娘」では、尊（及川光博）の運転で高速を走行中の車の助手席から、路肩に止まっていた白バイに不審な点があることを一瞬で見抜いています。その不審点とは、千葉県内で職務を遂行中にもかかわらず、車体に「警視庁」という東京都の警察組織が書かれているという些細な違和感。それを不審に感じた右京は、とっさに白バイのナンバーを読み取って記憶し、その後の捜査を進展させたのでした。

5．たまにかわいいステップをする

普段はクールで紳士然とした右京ですが、時にお茶目な一面をのぞかせることも。シーズン6第17話「新・Ｗの悲喜劇」（2008年3月5日放送）ではかわいいステップを踏み、シーズン8第1話「カナリアの娘」（2009年10月14日放送）では、事件現場の畳の上をピョンピョンと跳ねるように移動する姿を見せています。そんな一見無意味な動きの中にも、実は右京ならではの深い意味が込められているのかも!?

6．動きが軽快かつ不可思議

かわいいステップのほか、予想外の行動を見せることも。シーズン12第1話「ビリーバー」（2013年10月16日放送／2時間スペシャル）では、相手をはぐらかすためにドアスコープ越しに笑顔で手を振るというお茶目な動きを見せ、シーズン11第18話「BIRTHDAY」（2013年3月13日放送）では、誤って冷蔵庫にあった手作りハンドクリームを舐め、顔をしかめるという右京らしくない姿を見せています。そのあとさらに、その湿布剤をわざと享に舐めさせるというイタズラ心も。

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7．腕力もある

時に犯人と乱闘になることもある右京ですが、そんな危機的状況にも冷静に対処し、圧倒的な強さを見せます。例えば、シーズン3第12話「予告殺人～狙われた美人姉妹の謎」（2005年1月26日放送）では、ナイフ攻撃をかわしながら犯人を確保し、シーズン6第12話「狙われた女」（2008年1月23日放送）では、麻薬取引を手引きしていた悪徳刑事たちを力づくで取り押さえています。このほか、シーズン11第1話「聖域」（2012年10月10日放送／2時間超スペシャル）では暴れる享を力でねじ伏せ、シーズン11第11話「アリス」（2013年1月1日放送／2時間半スペシャル）では駐車場で公安の刑事を投げ飛ばし、シーズン13第10話「ストレイシープ」（2015年1月1日放送／2時間半スペシャル）では犯人グループと大立ち回りを見せるなど、枚挙にいとまがありません。そして、今夜９時から放送される「相棒-劇場版III-」（2014年4月26日公開）でも右京がどんな活躍を見せるのか、ぜひ放送をご覧になってお確かめください！

8．リンゴの皮むきがうまい

手先が器用な右京は、リンゴの皮むきもお手のもの。シーズン4第18話「節約殺人」（2006年2月22日放送）では、カリスマ主婦を前に華麗なナイフさばきを披露。私生活は謎の多い右京ですが、かなり慣れた手つきから見て、果物を自分でむいて食べることはあるのかもしれません。

9．料理を作るのもうまい

果物の皮むきばかりでなく、料理自体も上手。シーズン13第9話「サイドストーリー」（2014年12月17日放送）では、花の里の厨房を借りて、介護ノートに書かれたレシピに従い、肉じゃが、しょうが焼き、漬物、味噌汁などを調理する一幕が。享と角田（山西惇）に振る舞い、「本当に美味い！」と絶賛されています。

いかがでしたか？

さて、いよいよ今夜９時オンエア！
テレビ初放送！
映画「相棒-劇場版III- 巨大密室！特命係 絶海の孤島へ」
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