湊かなえさんの
『夜行観覧車』。
『告白』
『贖罪』
も既読でありますが、
今回も
一気に
拝読。
ゆっくりゆっくり
読み進めたい小説
はたまた
ゆっくりにならざるを得ないくらい難しいけど
そこに
立ち向かいたい小説
止まらず一気に
かぶりつくように
進まされてしまう小説
読書の楽しみ
色々ありますが、
湊かなえさんの作品は
どれも
次へ次へ
読み進めさせられる
展開。
とにかく止まらない。
だからですね
電車はね
向いてないですね。
新幹線とか
長距離でないと(笑)
乗り過ごします。
湊かなえさん。
『告白』が
第6回本屋大賞を
受賞したのが
去年のこと。
その『告白』から
数えても
既に5作品目!?
こんなに短い間に
止まらず次々
小説を書けるなんて
すごいなあ!!
今回も
三人称の語り手を
交代させて
物語が運ばれてゆく
構成です。
「体裁」に執着することの
恐ろしさを
考えさせられる。
家族でいるって
どういうことなのか。
主格が入れ替わる小説といえば
かつて
度肝を抜かれたのが
桐野夏生さんの
『グロテスク』!
あの衝撃と
作者への羨望!
いまだに。
桐野夏生さん作品を
追いかけ追いかける
きっかけになった
作品でした。
そう。
ひと作品にはまると
著者の作品を
遡り追いかけるタイプ。
湊かなえさんの本、
装画・装幀も
素敵です!