(※ネタバレの内容があります。ゼンカイジャーの放送を見てからお読みください!)
キャストブログ初登場させていただきます。
神代凌牙/仮面ライダーデュランダル役の庄野崎謙です。
「合体スペシャル」ご覧いただきありがとうございました!
『剣士と界賊、兄の誓い』
ということで、
ゾックスにワンダーライドブックを盗まれて
「ゼンカイジャー」の世界へと降り立ったわけですが、
女装したり、一人で聖剣を振り回してロープが絡まって動けなくなったりと
ゼンカイワールド全開で「セイバー」では見かけない
凌牙の奮闘シーンがたくさんありましたね。
そんな中、凌牙のお宝は“妹”だったんですね。
物語の中ではあまりピンときていない凌牙でしたが(笑)。
いつも一緒に過ごし、苦楽を共にしてきた妹の玲花は
凌牙にとって当たり前の存在すぎて
気づいていなかったのかなと思います。
ワンダーライドブックや聖剣を大切にするのは
世界の平和を守りたいという剣士の気持ちがあるから。
しかし、その源には妹の玲花を守りたい。
兄の正義感があるのだと思います。
撮影に挑むにあたり、自分にとってのお宝は何だろうと考えました。
自分にとってのお宝は大切な“家族”だと思いました。
家族がいるから頑張れる。
俳優というお仕事をさせていただいているのも、
源には家族を守りたい。
という気持ちがあるんだなと感じました。
ここで、女装の裏話をしたいと思います(笑)。
実は台本では、女装している凌牙は
すぐに女装を脱ぎ捨てると書いてあったんですよね。
衣装合わせの時に諸田監督から
シーンの最後までは女装します、
カツラはすぐに投げ捨てます、と伝えられ、
諸田監督の発想は面白いなと思っていたんですが、
撮影当日、投げ捨てたカツラをまたかぶってくれないかとの演出が。
ん?ん?
どういうこと?
ん?!
なんと、次のシーンではまたカツラをつけているとのこと。
「ちょっと待って!話がちがーう!(心の声)」
正直困惑しました。
だって次のシーンは変身するんです、
女装したままの変身って、そんなのあり?
そんなことを思っていましたが、撮影はどんどん進みます。
あっという間に変身です。。
覚悟を決めて最高にカッコよく変身しようと思いました。
撮り終えた変身カットをモニターで見させていただいたんですが、
不安だった気持ちは吹き飛びました。
『女装✕変身』
ギャップがあり過ぎて面白いじゃないですか(笑)!
諸田ワールド全開に頭が下がりました。
それとこのシーン、もう一つ感じたことがありました。
「ハイヒールは痛い!」
撮影は朝からでその間ハイヒールを履いていたんですが、
お昼頃から「い、痛い!」歩くだけで足先に痛みを感じ、
3時のおやつ頃には激痛に変わり、
カメラ前に立っていない時間はサンダルに履き替えさせてもらいました。
ハイヒールを履きこなしている人って本当にすごいですね。
それとアクションシーンは
「仮面ライダーセイバー」のそれとはまた違い、
楽しませていただきました。
「セイバー」がカッコいいアクションなら
「ゼンカイジャー」は面白いアクション。
そんな印象でした。
「セイバー」での神代凌牙のキャラクターを
アクション監督の福沢さんと打合せをさせていただきながらの
撮影は楽しかったですね。
今回の「合体スペシャル」で神代兄妹をクローズアップしていただき、
兄妹の絆を描いてくださったこと本当に嬉しく思います。
スペシャルで神代兄妹を出演させようと決めていただいたセイバースタッフの皆さん。
凌牙の新たな一面を惜しみなく引き出してくださり、
最高の作品にするために
ハードな撮影に全力全開で取り組まれている「ゼンカイジャー」スタッフの皆さん。
そして、出来上がった作品を楽しんでいただいた皆さん。
本当にありがとうございました。
「仮面ライダーセイバー」は最終決戦へと向かいます。
物語の結末を是非、見届けてください!
最後まで応援よろしくお願いいたします!
神代凌牙/仮面ライダーデュランダル役
庄野崎謙
※写真撮影の時のみマスクを外しています。