先週のヴィクトリアマイルは◎アーモンドアイ1着、◯サウンドキアラ2着。
この2頭から総流しの予想だったので、3連単73.4倍を的中しました!
4着トロワゼトワルが3着に残っていれば571.1倍でしたが、仕方ありません。
予想が当たった後は気分良く予想できて、その方が外れた後より当たりやすい。
というのは経験則で知られています。
知られていますが、あまりハードルを上げても意味がないので、オークスの予想にとっとと行きましょう。
オークスの距離は2400メートルですが、それは表向きの話です。
実はこのレース「変則600メートル競走」です。
過去10年で上がり3ハロン(3ハロンは便宜的に600メートルとしています)1位の馬が1位タイも含めて13頭いて、その13頭は1着7頭、2着3頭、3着2頭、4着1頭。
要するに残り600メートルで最も速い馬が非常に勝ちやすく、ほぼ馬券圏内に入ります。
つまりゴール前600メートルのところから、横一線ではなくスタート位置が違うハンディキャップ競走が行われていると考えてください。
1秒半ほど遅れてスタートとなる15、16番手ぐらいからでも600メートルで最も速ければ馬券まで届きます。
そうなると、残り600メートルを速く走るために、そこまでをいかに疲れず過ごせるかも大事です。
「脚をためる」と言いますが、その経験があった方がいい。
そんなこと分かるのか?と言われると、まあ分かる人もいるでしょうが、筆者は正確には把握できません。
ですから提供されるデータでだいたいを判断します。
過去2走で上がり3F1位(1位タイを含む)の経験があるかどうか、です。
これはスポーツ紙などを見れば簡単に分かります。
過去2走とも上がり3F1位…①、④
前走だけが1位…⑦
2走前だけ1位…⑪、⑫、⑭、⑯、⑱
さらに「ふるい」をかけます。
「脚をためた」経験でも、ぎりぎりまで弓の弦を引き絞ったようなレースをしたことがある馬がオークスでは優位。
その経験を判別する方法。
一、通過順が下がって(3角9番手、4角10番手みたいなの)上がり3F1位の経験がある。
二、3、4角とも10番手以降から追い込んで上がり3F1位の経験がある。
一、二とも満たすのは④、⑫、⑭。
④は桜花賞を勝った大本命デアリングタクト。これが◎ですね。それはいい。
⑫はマジックキャッスル、⑭はフィオリキアリ。
ええっ、本当に? どちらも相当な人気薄。
とはいえ残り600メートル競走を走るとしたら、決して悪くない成績なのです。
こうして「ふるい」をかけて抽出した馬は、いろいろな否定的なファクターを全部のみ込んで買います。
馬単④⑫、④⑭の2点。
3連単1着④→2着①②⑤⑦⑧⑩⑪⑫⑭⑯⑱→3着⑫⑭の20点。
どんなもんでしょう?
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC