今回は宝探しです!
日曜(2月14日)の東京11R・共同通信杯が今回の予想対象。
このレース、近年を振り返ると’14年イスラボニータ、’15年リアルスティールとドゥラメンテ、’16年ディーマジェスティ、’17年スワーヴリチャード、’19アドマイヤマーズとこのレースで2着以内の馬がのちにG1を勝っています。’18年と’20年の連対馬はG1を勝っていないものの、文句なしの出世レースであることは疑いありません。そして今年、出走馬のこれまでの内容から、一定以上のレベルは保証されています。つまり、連対した馬がのちにG1馬になる、あるいは皐月賞かダービーで馬券になる確率がかなり高いと見込んでいます!宝探しとは、そう、のちのG1馬、あるいはクラシック連対馬を探せ!これが今回のテーマ。
◎①ディオスバリエンテ
1戦1勝の馬です。巷間すでに言われていることですが、勝った新馬戦の2、3、5着馬が次走で勝利。接戦の首差2着ボーデンが楽勝したのはともかく、4馬身離れていた3着アサマノイタズラも次のレースは後続に水をあける圧勝でした。その新馬戦は時計が速いとか、そういうレースではありませんでしたが、ハイレベルのメンバーが集っていたわけです。その一戦を勝ったあたり、「選ばれし者」のような風格があります。
母の良さを引き出すロードカナロアが父で、母は重賞3勝、オークス3着のディアデラノビア。その母ポトリザリスはアルゼンチン年度代表牝馬に輝いた南米の名牝。要するにG1を勝って全く不思議のないバックグラウンド。中山芝1800メートルで勝っていることからも、東京芝1800メートルのここをこなせば、中山の皐月賞と東京のダービーの、どちらも好走の可能性があるでしょう。あえてどちらかと言えば、内枠を引いてのダービーでしょうか。ここを勝って、ダービーで内枠を引けば…と2月半ばにダービーの狙いまで決まってしまいそうです。連対すれば、ですが。
〇③ステラヴェローチェ
デビュー3戦とも芝マイルで、サウジアラビアロイヤルカップで既に重賞勝ち。昨年12月のG1朝日杯FSでも2着。実績はここで抜けています。父バゴの産駒は産駒によって距離適性がバラバラで、この馬の距離適性も現状は正直よく分かりません。クラシックと言われるとピンと来ませんが、古馬になっていっそう充実する血統なので、ここで連対するなら、いつかどこかでG1を勝つチャンスがあるのではないでしょうか。来年の宝塚記念とか?
ほかにG1を勝ちそうな雰囲気の馬はディープインパクト産駒2頭。⑪シャフリヤールは皐月賞、大阪杯を勝ったアルアインの全弟。⑧レフトゥバーズは新馬で強い勝ち方を見せた馬。史上初の共同通信杯牝馬制覇を狙います。筆者は今回、この2頭を馬券の軸にしませんが、ここで連対するならクラシックで大注目の存在となるでしょう。
馬券は3連単フォーメーション
<1着>①③ → <2着>①③ → <3着>②④⑦⑧⑨⑪ 12点
<1着>①③ → <2着>②④⑦⑧⑨⑪ → <3着>①③ 12点
計24点です。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC