天皇賞・春の展開予想は鋭かった。自賛します。
いわく「キセキが早めにペースを上げる展開に持ち込む」。はい、持ち込みました。
さらに「ロングスパート得意というタイプは総じて小回りコースに強く、中山や福島が得意なミッキースワローもそうです」。
はい、ミッキースワローは3着。一応、馬券圏内に頑張りました。
惜しむらくは…11番人気2着スティッフェリオも中山や福島が得意だったこと。
ちなみに福島で連対経験があったのは1~3着の3頭だけ。
自分で言っといてきれいに見落としていたわけです…。
何やってんだ。
今週は東京競馬場、NHKマイルCです。
今回は桜花賞2着のレシステンシア、3戦3勝のルフトシュトロームとサトノインプレッサ。
この3頭が人気です。
競馬は一騎打ち(二強)、三強、四天王、五虎大将軍…はあまり聞いたことがないけど、そういうのが大好きです。
ただ三強というなら3頭で1~3着が決まるはずですが、
皐月賞もそうでしたが三強ではそうそう決まりません。
というか実際には三強ではないのです。
相対的に三頭が浮かび上がっているだけ。
展開ひとつで結果は変化します。
今回も…
レシステンシア:前走の桜花賞が目標。勝ち馬デアリングタクトに完敗。消耗する重馬場で頑張りすぎた反動が心配。
ルフトシュトローム:中山マイルで3連勝。中山と東京のマイルは、距離が一緒なだけで形態は別物。東京マイル適性は?
サトノインプレッサ:重→重→やや重で3連勝。今回は良馬場の見込みで、先週の東京芝は近年最高に時計の速い馬場がどうか。
とまあ、文句を付けようと思えば付けられます。
その上で勝たれたら、強かったねでいいのです。今回は「三強」でないところから。
人気馬をまとめて難じたのもあって、めちゃくちゃ振り回してみます。
◎⑬ニシノストーム。
マイルは初めて、どころか距離は1200メートルまでしか経験がありません。
普通なら止まります。ただねえ、先週の東京芝は見たことがないぐらい負荷が軽い馬場。
全然人気がないのは戦歴的に当然ですし、意外に距離をこなしたりしませんかね。
オーナー(西山茂行氏)がブログで、今回騎乗する江田照男騎手について
「来るわけない馬を勝たせるイメージがあります」と言っています。
すごい!オーナーが「来るわけない」って!
そんなニシノストームが嵐を巻き起こします。
こんな◎の時は、相手を考えて抜けたりしたら本気で昇天してしまうので馬連⑬総流し。
100円ずつなら1700円で4角までは夢を見られます、たぶん。
ちなみにオーナーのブログで「来るわけない」の前段
「江田照騎手はたしかスプリンターズSで16頭立ての16番人気の単勝200倍を勝たせた記憶があります」
そうです。それ、2000年のダイタクヤマトです。
筆者が競馬記者になって最初のG1。
これを当てて、華々しい競馬記者デビューを飾ったのですね。はい、竜頭蛇尾です。
さて超人気薄総流しだけで書き逃げするのもあれなので。
もう1頭の狙いなら(人気的に)4番目の男・タイセイビジョンです。
馬連、3連複で②から③⑥⑧⑪⑬⑭⑰。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC