カミングアーウト!告白します。私は「パイマニア」です!あ、ページバックしないで。説明を聞いてください。
「パイマニア」とはパイロ、エンパイアメーカーなど馬名に「パイ」がつく種牡馬の産駒をひいきする人のこと。現状は私しか知りませんが。
パイマニアの華麗なる馬券遍歴をご覧ください。
’17年7月15日中京10R3連単119万9700円的中。1着馬の父はエンパイアメーカー。
’18年8月19日新潟12R3連単101万160円的中。1着馬の父はパイロ。
’20年3月15日中山12R3連単99万4270円的中。1着馬の父はエンパイアメーカー。
どうですか!パイマニアはパイロやエンパイアメーカーを研究することによって、年1回ぐらいのペースで100万前後の馬券が当たるのです!
そんなパイマニアな私が日曜東京競馬場11RのユニコーンSを予想します。
◎⑯カフェファラオ、父アメリカンファラオ。
パイ関係ないじゃん、というなかれ。
アメリカンファラオの父はパイオニアオブザナイル、その父はエンパイアメーカー。
パイマニアが推奨するのも当然の祖父パイ、曽祖父パイ、いわばソフト・パイ&パイな血統なのです。
この血統、勢い乗っている時は実に強い。前走勝ったヒヤシンスSのレベルはトップクラス。
好調馬ぞろいのここでも能力は一枚上とみました。
カフェファラオの「ファラオ」の秘密はYouTube(logirl 【テレ朝動画公式】)で述べているので、ご覧になっていただけるとうれしいです。
相手は2連勝の内容がめちゃくちゃ強かった⑤レッチェバロック、3勝馬①デュードヴァン、そしてパイロ産駒⑥ケンシンコウ。
3連単⑯→①⑤⑥=①⑤⑥⑦⑨⑪⑭30点。
馬連⑯から①⑤⑥⑦⑨⑪⑭7点。
あ、さすがにこの馬券で100万は無理ですので、ご承知おきください。
ところで、今でこそパイマニアとしてブイブイ言わしていますが、元はチチマニアでした。
チチカステナンゴというフランスで活躍したベリーキュートな芦毛馬がおり、とても人気がありました。
チチカステナンゴのファンは当地で「チチマニア」と呼ばれ、私もその一角に名を連ねていました。
そのチチカステナンゴが日本に種牡馬として輸入され、チチマニアは色めき立ったのですが、残念ながらそれほど成功せず…。
チチマニアは塗炭の苦しみにあえいだのです。
ですがチチマニアからパイマニア、似て非なるところに転向したことで、100万馬券も当たるようになりました!
なおチチカステナンゴはナワトル語で「イグサの街」、パイロはギリシャ語の「火」、エンパイアメーカーは英語で「帝国を築く者」。
どれも意味は変じゃありません。恥ずかしくないですよ!求むパイマニアの同志!
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC