地域によっては蒸し暑いところもありますが、それでも全国的にすっかり秋めいてきました。そう、夏は終わったのです。YouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)の美味しい競馬#5で「夏競馬を楽しむために、ひと夏のアバンチュールの相手を見つけよう」といった話をしました。秋風が吹き、アバンチュールの時は終わりです。さよなら夏の思い出…。
今回の予想対象となる日曜(9月20日)中京11RローズSは、そんなレースになります。
各馬の前走成績は、18頭のうち8頭が1着、1頭が2着、9頭が馬券圏外。夏の間に前走1着の馬で馬券に勝った方もいるでしょう。ですが、きっぱりと、断固として、彼女たちとさよならします。ありがとう、さよなら。これです。付け加えるなら来年の夏、またよろしく。だんだん最低になっていきますね。
要するに、ここで買うべきは、前走で馬券圏外だった馬。その多くが、オークスで力及ばなかった実績馬たちです。
暑い夏、一生懸命頑張った馬をスパッと切り捨てる。そして暑い夏を回避して、涼しくなって登場してきた、それまでに実績があった(賞金的に裕福な)馬を買う。これに全く心が痛まない方はそれでいいのですが、少なからず心ある方には、何か後ろめたいのではないでしょうか。
少なくとも、筆者は後ろめたい。夏の間ありがとう、さよなら。秋はあちらが優先なんだ、ごめんね。鬼か。
前置きが長くなりましたが、勝負のために心を鬼にしましょう。
狙いは
①リアアメリア
⑨クラヴァシュドール
⑦ウーマンズハート
この3頭はいずれも2歳の時から活躍して、リアアメリアとウーマンズハートは重賞勝ち。クラヴァシュドールも重賞2着、阪神JF3着とトップレベルの成績。いわば若くして活躍したエリートです。同時に3頭とも桜花賞、オークスでは結果が出ませんでしたが、それをもって2歳の時の輝きが全て失われるわけではありません。
夏に頑張った馬を袖にするのは人でなし感がありますが、こう考えましょう。僕たちは夏に鋭気を養った挫折を知ったエリートの復活にかけるのだ。少しは心が楽になります。
馬券は
3連単BOX ①⑦⑨6点。
3連複フォーメーション ①⑦⑨―①⑦⑨―②③⑤⑧⑩⑪⑮21点。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC