今年のジャパンカップ（11月29日）は、無敗3冠コントレイル、無敗牝馬3冠デアリングタクト、18年牝馬3冠含め芝G1を8勝のアーモンドアイが出走を予定しています。空前かつ最高のジャパンカップになりそうなので、そこまでに気持ちもフトコロも暖めておきたいものです。

なので日曜（11月15日）阪神11Ｒのエリザベス女王杯は的中させたいですね。
さてYouTube（logirl 【テレ朝動画公式】YouTube）の美味しい競馬#13ではG1予想絶好調のフリーアナウンサー内田敦子さんと共に予想しています。

そこで話したことですが、エリザベス女王杯にはCLUB QUEEN ELIZABETHとも呼ぶべき「女王クラブ」が存在します。
’96年にエリザベス女王杯が古馬に開放されて以降、14頭の馬が2回以上馬券になっており、彼女たちがクラブ会員です。強固なsisterhoodが形成され、いわば「いちげんさん、お断り」的なシステム。
そもそも芝中距離の牝馬限定を主戦場とすればメンバーはある程度固定化されますから、囲い込みが起こるのは当然かもしれません。序列がはっきりして、上位に割って入るのはなかなか困難。これは競馬場が京都だろうが阪神だろうが関係ありません。たぶん。

そしてこのレース、4歳馬が強い。3歳馬で来るのは明確な世代上位馬だけ。5歳以上はクラブ会員が好走の中心。狙うべきはつまり…。

◎⑪ラヴズオンリーユー
昨年3着好走の4歳馬です。かつてのクラブ会員であるラキシス（13年3歳～15年5歳まで出走して2、1、11着）と同じディープインパクト×母父ストームキャットの配合。オークスを無敗で制したラヴズオンリーユーと、3歳秋に急成長したラキシスの成長曲線は全く違いますが、レースの運びに似たところもあります。ラヴズオンリーユーは今年まだ完調で走ったことがありませんが、目標を定めた今回は仕上がりも上々。「女王クラブ入り」することでしょう。「君だけが好き」。微妙にヤンデレ感があるのもクラブ会員っぽいですね！

昨年の勝ち馬⑱ラッキーライラックは、おそらく1番人気。内有利な現在の阪神芝で大外枠。本命馬も上位人気馬ですから、押さえにとどめます。狙いの相手は…。

⑥ノームコア。一昨年3歳時に5着。昨年はマイル路線でG1ヴィクトリアマイルを制し、秋もマイル路線だったので女王杯をスキップしましたが、3歳掲示板で準クラブ会員的な力量を示しています。

⑬サラキア。昨年6着の5歳馬。クラブ会員的には条件を外れますが、毎日王冠を勝ってマイルCSの有力馬であるサリオスのお姉さん。姉弟そろって今秋は好調で、血統の力で割り込むかもしれません。出来も適性も高く評価できます。

⑰エスポワール。エリザベス女王杯初出走の4歳馬。距離や条件は向きそうなので、ここで走るようなら来年も走って女王クラブ入り間違いなしです。

馬券は 3連単フォーメーション

<1着>⑪ → <2着・3着>⑥⑬⑰

　＝ <2着・3着>①③⑥⑧⑬⑭⑮⑰⑱   42点。

text：仙波広雄＠大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当／【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC