先週のキーンランドCは軸馬ライトオンキューが2着。エイティーンガールにしてやられてしいました。
ライトオンキューが自信満々に攻めて行って、その攻めに乗じた勝ち馬の好パフォーマンスでした。

気を取り直して今週、夏競馬最終週に挑みたいと思います。

対象は日曜（9月6日）新潟11Ｒの新潟記念です。

フルゲート18頭のハンデ戦で難しいのですが、以前

YouTube（logirl 【テレ朝動画公式】YouTube、美味しい競馬#5）で、「夏はお気に入りの馬を作るべし」なんて話をいたしました。

筆者の今夏のお気に入り、ひと夏のアバンチュール相手を推して、夏競馬を締めくくりたいと思います。

◎⑦アールスター。

前走小倉記念で高く評価して、馬券の軸の1頭にし（ながら外してしまい）ました。ここに出走してくれたことで、一夜（しかも失敗）にとどまらず、ひと夏のアバンチュールを楽しむチャンスをもう一度いただきました。

前走は格上挑戦でハンデ53キロ。ハイペースで展開に恵まれての1着。

今回は前走重賞勝ちのためハンデ56キロ。前回ほど速いペースにならない見込みで、正直なところ否定的なファクターは少なくありません。

しかし、新潟記念は「サマー2000シリーズ」というJRAによるボーナスシリーズの最終戦で、今回シリーズ優勝のチャンスがあるのはアールスター含め3頭だけ。
優勝賞金は4000万円。アールスターの単独優勝条件は4着以上かつサトノガーネットかブラヴァスが勝たないこと。
サトノガーネットかブラヴァスが勝っても、アールスターが2着になれば同点優勝となります（優勝賞金は分配）。
むろん1着なら問答無用でシリーズ単独優勝です。高額賞金が懸かるから勝つというものではありませんが、陣営の思惑を推測することはできます。

「力を出し切ってほしい」というもの。早めに仕掛けて勝負に出る形です。さて、それで押し切れるでしょうか？

ここで、いにしえの競馬格言を持ち出して後押しをしましょう。

夏はディクタス。

ディクタスは’80年代の種牡馬です。産駒が活躍した’80年代後半には、しばしば夏に上昇するディクタス産駒がいました。
イクノディクタス、ミスターブランディ、ムービースター、ディクターガール、そして極め付けがサッカーボーイ。読者の皆さんも知らない馬が多いとは思いますが、大丈夫です。
筆者も後半の馬をかろうじて知っているぐらいです。まさか昭和の競馬格言を令和に再び唱えることになろうとは。

アールスターは母父サッカーボーイ、その父がディクタスです。前走勝ったけど、今回は相手が強くなってどうか…という夏のレースでもう一発。これがディクタスの得意技です。
ディクタスの血を引くアールスターが、昭和の夏競馬を再現します。

相手はまず⑤ジナンボー。昨年2着馬ですから、適性は既に証明済み。昨年と馬番も一緒。

もう1頭が⑭カデナ。こちらは昨年3着馬。大阪杯でカデナが4着、ジナンボーが6着と、2000メートルのトップレベルでも見せ場を作っていますので、夏のハンデ重賞ならもうひと押しが可能との読みです。

馬券は3連複フォーメーション

⑦―⑤⑭―全。31点。

あと馬連⑦―①⑤⑧⑨⑪⑭⑰。7点を押さえておきます。

text：仙波広雄＠大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当／【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』ＭＣ