打ち立てよ金字塔、再び!
このコラムのピークは昨年7月12日のプロキオンS。サンライズノヴァ、エアスピネル、ヤマニンアンプリメで決まった3連複⑥⑪⑯14万380円を的中した時です。
ダート重賞らしく、おなじみの面々がそろった日曜(2月21日)の東京11R・フェブラリーSで、その再現を狙います。
今回はYouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)の美味しい競馬#20も公開していますが、結論は一緒でもここでは別アプローチです。まがりなりにも多角的に予想しております。
過去10年のこのレース、順に1着-2着-3着-着外として、栗毛(栃栗毛を含む)の馬が【6-5-4-38】で、実に馬券圏内30頭のうち半分を占めています。
馬の毛色はざっくり言うと、メンデルの法則で鹿毛に対して栗毛が潜性。人間の血液型で言うと栗毛はO型に当たります。他の毛色を考えないとき、鹿毛(黒鹿毛や青鹿毛も含む)と栗毛の比率は「3対1」。実際、JRA登録サラブレッドで栗毛は4分の1弱となります。ところが、プロキオンSもフェブラリーSも、栗毛がめっぽう好成績。比率以上の割合で好走しています。馬の毛色は競走能力とは無関係なのに、なぜか。
全部ではありませんが、要因の一つが栗毛のダート名種牡馬ゴールドアリュールです。
栗毛の種牡馬は、産駒の栗毛と栗毛以外の比率がほぼ半々。エスポワールシチー、コパノリッキーらダートで活躍したゴールドアリュール産駒には栗毛が多い。ゴールドアリュール産駒が栗毛比率を押し上げ、ダート界の栗毛時代を演出しています。ゴールドアリュールは17年2月に世を去ったので、産駒は徐々に減っています。駆け込み栗毛ゴールドアリュール需要を満たしてくれるのが
◎⑨サンライズノヴァです。
担当している、われらがモノノフ棚江調教助手は「(末脚一辺倒で)不器用ですから、どうですかね…」と高倉健みたいなコメントをしていますが、エアアルマスとインティが1枠に並んでハイペース必至の枠順。不器用でも、強烈に末脚が切れる栗毛サンライズノヴァが突っ込んできます。
昨年フェブラリーS3着、東京ダート【7-3-1-5】、東京ダートマイル【5-1-1-4】の好相性。走れ!吼えろ!サンライズノヴァ!
ハイペースの追い込みでサンライズノヴァにお付き合いするのが
⑯レッドルゼル
⑦ワンダーリーデル
⑬ソリストサンダーあたりでしょう。
そこに栗毛(だけが理由ではありませんが)の
⑧ワイドファラオ
⑩エアスピネルを追加。
さらにスマートファルコン産駒(父の父ゴールドアリュール)の
⑭オーヴェルニュも加えて、
出走馬で唯一の4歳で今後のダート界を支えるかもしれない
③カフェファラオ
は押さえておきます。
馬券は3連複
⑨1頭軸
相手③⑦⑧⑩⑬⑭⑯ 21点。
14万円はきつそうですが、とにかく当たれ。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC