新型コロナウィルス禍で将来記憶されるであろう’20年。競馬界も長らく無観客で開催するなど影響は大きかったのですが、’20年秋最大のトピックは慶事となりました。
秋華賞でデアリングタクトが日本競馬史上初の無敗牝馬3冠を達成。
菊花賞でコントレイルが父ディープインパクトと並ぶ無敗3冠を達成。父子無敗3冠制覇は、3冠のシステムを持つ競馬において空前の出来事です。
となると日曜(11月1日)東京11R天皇賞・秋で期待されるのは、アーモンドアイによるJRA史上初となる芝G1の8勝目です。
可能性は十分にあります。今回もYouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)の美味しい競馬#12との並行公開です。そちらもご覧いただければうれしいです。
今回は先のアーモンドアイに加えて、宝塚記念で6馬身差の圧勝を飾ったクロノジェネシス、現4歳世代の牡馬でトップクラスのダノンキングリー、昨年の天皇賞・秋2着馬ダノンプレミアムなど有力馬が目白押し。
一方で、おそらくそれほど人気しないであろう魅惑の穴馬もいるのです。穴馬からアプローチしましょう。
⑩スカーレットカラー
昨年はクイーンS2着から、秋の初戦に府中牝馬S(東京芝1800メートル)を選択。やや重馬場で1分44秒5、上がり3F33秒2という驚異的な末脚で差し切りました。
今年も夏はクイーンS。3着でしたが、4角どん詰まり。普通に走ればもっと際どかったはずで、結果は残念でも内容に不満はありません。そして秋の初戦、今年はグレードを上げて天皇賞・秋を選択。昨秋の府中牝馬Sから、最も力を出せる時季なら、G1でも通用すると踏まえての参戦でしょう。出来も素晴らしいですよ。
もう1頭、穴馬…というのも失礼ですが、それほど人気にならないであろう実績馬を挙げます。
①ブラストワンピース
1枠①番で過去3戦3勝。それを偶然とみるか、①番だとプラスアルファが付くとみるか。後者だと判断しています。過去①番の3勝を振り返ると…。
毎日杯=内ラチにぶつかりながら2馬身差快勝。
新潟記念=直線は外ラチまで出して突き抜ける。
札幌記念=馬群で我慢して馬の間を割って差し切り勝ち。
Rail Lover(ラチ巧者)かつ、ゴチャついた競馬で気合が入る闘志タイプです。天皇賞・秋が合うかは微妙ですが、そもそも東京芝自体が内優位のコース。①番なら狙い目ありとみました。
むろん⑨アーモンドアイには敬意が必要です。
今回は穴馬からのアプローチで馬券を組み立てます。
馬券は
3連単①⑨⑩BOX 6点。
3連単①⑨2頭軸マルチ、相手④⑦⑪ 18点
3連単⑨⑩2頭軸マルチ、相手④⑦⑪ 18点 計42点
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC