先週のダービーはコントレイルが完勝でしたね。
ここ3週のG1はヴィクトリアマイルのアーモンドアイ単勝140円、オークスのデアリングタクト160円、ダービーのコントレイル140円。堅い。
観客の歓声が本命馬に与える負の影響がどれほどあるかは分かりませんが、無観客G1は1番人気が強いのかもしれません。
検証するほどデータは集まらなくて構いませんが。
日曜東京競馬場11Rは安田記念。3週前に圧勝したアーモンドアイが再び登場。1番人気確実です。
ヴィクトリアマイルの時には「現役最強馬、多言は不要」と◎に推しましたが、今回は逆らおうと思います。その理由は以下に。
安田記念は2012年から2017年まで1~3着馬の年齢を平均すると「5、5、5.67、5.33、6、6.33(歳)」でした。
サラブレッドの年齢を人間に換算するのは難しいのですが、ざっくり3歳は学生っぽいし、4歳が社会人になってしばらくで、5歳以上はもう一人前だと思ってください。
安田記念は5歳以上で、さらに牡馬が強く(この期間は馬券になったのは牡馬のみ)「大人の社交場」と呼ぶべきムードが漂っていました。
それが2018年。1~3着とも4歳。2着は牝馬。
大人の社交場は一転、若者に侵食されました。
いえ、2018年だけなら、まだ社交場は取り戻せたかもしれません。
ところが2019年も1~3着は4、5、4歳。2着アエロリットは2年連続2着。3着も牝馬(アーモンドアイ)。
ソーシャルダンスからヒップホップダンスぐらいの大転換が起こったのです。
理由はいろいろ考えられるのですが、それをくどくど説明(少しだけ記すと馬場状態の変化が一因だと分析しています)するより、
現象として安田記念というレースが、若者や女子にとって居心地のいいフィールドになった、と考えてもらえばOKです。
それはつまり、大人にとって居心地が悪く、大人で堂々とできるのは若い時に実績を残した者のみ。おそらく今年もこの傾向は変わりません。
となれば予想は簡単。若者か女子です。4歳牝馬⑪グランアレグリアでしょう。
桜花賞を2馬身半、阪神カップを5馬身ぶっちぎっているスピード女子です。ハイテンポです。ビュンビュンですよ!
この馬がいちばんこのレースに適しています。アーモンドアイ以上に。
相手は昨年1、3着の⑥インディチャンプと⑤アーモンドアイ。まあ実力的にね。
さらに若者(4歳)と女子の②③⑨⑬。最内でレーン騎乗の①も付け足して(すまん、日和った)。
3連単フォーメーション1着⑪→2着⑤⑥→3着①②③⑤⑥⑨⑬12点。
3連複フォーメーション⑪―⑤⑥―①②③⑤⑥⑨⑬11点。
この予想、なんとYouTube(logirl 【テレ朝動画公式】)でも公開しています!
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC