大胆に予想！『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』（キーンランドカップ）

今週も配信はお休みです。こちらのコラムで8月27日（日）の札幌11R・キーンランドカップを予想します。過去の傾向として、このレースは外枠が断然優位です。だいたいの年において、この開催の頃の芝ではインが使えなくなっているからです。逃げ先行馬がよほど楽に流れに乗れれば馬券圏内に頑張ることはもちろんありますが、その逃げ先行馬にせよ外枠の方がレースをつくりやすいほどです。今年も芝の傾向は例年通りとみて良さそう。今年は有力馬が何頭か内枠に入りましたが、下げてズドンのナランフレグはともかく、キミワクイーンやウインマーベルは競馬を組み立てづらいのは確か。消すまではともかく、狙いは下がりますね。

◎⑯シュバルツカイザー。

同じダークエンジェル産駒のマッドクールが重賞の壁にぶち当たって失速してしまいましたが、暗黒天使にはもう一矢ありました。「暗黒皇帝」ことシュバルツカイザーです。お父さんが暗黒天使だけあって、産駒の名前がやたらにカッコいいのにはつい笑ってしまいますが、それは置きましょう。３勝クラスでくすぶっていたのですが、千二への距離短縮で開眼。やはりダークエンジェルは芝短距離です。しかも洋芝への適性はどう見ても高く、湿った馬場にも実績あり。このレースではプラスとなる大外枠。しらかばＳのレベルはさして高いとは思いませんが、レコード勝ちを評価したいところです。

○⑭ナムラクレア。

このコラムでもおなじみの顔で、毎回同じ事を書いていますが、Ｇ１以外では馬券を外したことがありません。そのＧ１も５戦して２着と３着が１回ずつですから、Ｇ１勝ちこそないものの、この路線では最上位クラスの１頭です。この馬はＧ１以外で対抗以下に落とすなら、その理由が必要。今回に関しては完調ではなくとも、休み明けとしては十分な態勢だと思いますし、何とかしてくれるのではないかと。

▲⑩ゾンニッヒ。

両親、その両親の計６頭とも金子真人ホースです。そしてラブリーデイからもオープン馬を出してしまうのが金子真人パワー。この馬も千二で開眼した感があります。この牝系は距離短縮が得意ですからね。千二でもう一丁の期待。

馬券は3連単フォーメーション。

⑩⑭⑯→⑩⑭⑯→②④⑤⑩⑫⑬⑭⑯。

⑩⑭⑯→②④⑤⑫⑬→⑩⑭⑯。計66点。

 

キーンランドカップだけでなく新潟２歳Ｓも本命を挙げておきます。今年のメンバーはクラシックタイプが手薄とみて、距離延長組を狙いたい。◎⑦ジューンテイク。

 

text：仙波広雄＠大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当／【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC