大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(CBC賞)

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』

IMG_3080

YouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#122)は、鹿戸調教師の愛娘である成瀬琴さんをゲストに迎えて、「コース実績」がいかに重要かを力説しています。現代競馬は一定水準以上の能力を持った馬が1000メートル以上走って、ことによると数センチ差で勝敗を決めているので、コース実績があることは大きなアドバンテージになります。近年の競馬予想は能力や調教以上に適性が重視される時代なので、いろいろ難儀なことですねえ。コラム予想は7月1日(日)の中京11R・CBC賞です。

中京でのコース実績はマッドクールの5戦3勝、中京1200メートル3戦2勝、中京芝で馬券圏外なしという実績に勝る馬はいません。マッドクールはCBC賞からスプリンターズSという、既にCBC賞を勝つことが前提のローテーションが発表されており、適性はもちろんのこと、能力でも抜けた存在です。個人的にもお気に入りの1頭で、もう素直にこの馬を本命にして短く収めようかとも思いましたが、陣営も「重すぎ」とおかんむりだった58.5キロのハンデが気になるのでひとひねりすることにしました。

◎①ヨシノイースター

ここ2走で差し馬にモデルチェンジした感はあるのですが、もともと先行しても競馬できていた馬。どう乗るかは富田に任せるとして、最内枠ならどう乗るにせよ面白いところでしょう。この馬を評価して「こういうルーラー産駒は長持ち」としましたが、こういうルーラーとは条件級をうろうろした期間をへて出世したルーラー産駒です。ヨシノイースターは未勝利勝ちが9戦目。かなり苦労しています。ほかのルーラー出世馬でも、メールドグラースは未勝利を勝ちあぐねましたし、ソウルラッシュやムイトオブリガードは1勝クラスの時期が長かった。要は勝ちみに遅くて晩成なわけですが、この手のタイプは上昇期に頭を打つまで乗っておきたい。前走鞍馬Sの4着で進撃は止まったのか、まだ続くのかの分岐点が今回で、開幕週の最内枠を得た引きの強さから、もう一戦乗ってみようかと思う次第です。

○⑧マッドクール。

シルクロードSでは本命にして、父ダークエンジェルの紹介を延々しましたが、父は欧州芝スプリンターとしてかなりの成功種牡馬。その産駒で一定以上の能力を示しているこの馬は、スプリンターズSを勝てば将来的に種牡馬入りの話がでてきていい存在です。陣営の気分的にはここを軽くゲットして、スプリタンーズS勝負駆けのつもりだったでしょう。ただ重量の影響が出脚に出やすいスプリント戦で、実績的にも58.5キロはさすがにちょっと重いかと思います。ただ、ここで早めに動いて楽勝するようなら秋以降の展望も開けます。

スクリーンショット 2023-06-30 21.03.23

馬券は馬連、ワイド①⑧にしようとかとも思いましたが、3着荒れの予感もあるので3連単フォーメーション。

①⑧→①⑧→全。計20点。

 

text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』