大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(NHKマイルC)
YouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#114は、先週に引き続き成瀬琴さんをゲストに迎えて配信しています。今回、前口上は最小限に予想に行きます。全G1で筆者がもっとも得意としているG1ゆえです。5月7日(日)の東京11R・NHKマイルCです。
◎⑱ダノンタッチダウン。
皐月賞は18着。馬場が悪かったのも合いませんでしたし、前に付けての手応えがよほど悪かったのでしょう。鞍上も早々と追うのをやめました。次に出走するこのレースをにらんでのことかと思います。そのおかげか、攻めの動きも抜群とは言えないまでも極悪馬場を走ったあとの疲れは感じられません。今回も日曜は雨予報ですが、雨上がりで内が伸びる馬場ではなく、雨が降り続いて一様に時計のかかる馬場コンディションになりそうです。それなら、大外枠は比較的荒れてないところを選んで運べるので悪くありません。皐月賞が普通の馬場で掲示板の下ぐらいに入っていれば、おそらくここは1番人気で迎えたはず。前走シンガリ負けでさすがに人気を落とすはずで、それはまあ買う方からすればラッキーかな、と思います。
○⑮カルロヴェローチェ。
祖母シーイズトウショウは、次世代に「シラオキ」の血をつないでいく繁殖牝馬で、活躍馬が続出とはいきませんが、オープン馬を一族からポツポツ出しています。3歳春からそれなりに動けて、古馬になっても息が長いのが牝系の特徴で、こういうとあれですが、NHKマイルCの2、3着が、いかにもシーイズトウショウ系らしいのでは、と牝系ウオッチャーとして見込んでいます(4、5着の予感もちょっとあります)。シルバーステート産駒は道悪良し、内枠良し、短縮良しなど狙いどころがはっきりしている種牡馬。今回、道悪はともかく外枠の延長ですが、そのあたりは全部レーンに何とかしてもらいましょう。多少雑ですが、このレースはあまり緻密にやるより、直感に理由付けしていく方がうまくいくのが経験則です。
▲④ショーモン。
血統イメージやらアーリントンCからの臨戦から、昨年3着カワキタレブリーが想起されます。あれほどの人気薄にはなりませんが…。鞍上の鮫島駿はペースや展開にかなり敏感な騎手なので、今回は控える競馬もあるとみています。
☆③ウインブライル。
完成の早い牝系で、現時点での馬体はメンバーで一番仕上がっていると思います。全兄ステルヴィオもそうでしたが、鞍上の手腕が問われるタイプの馬。待望の内枠ですし、横山武も腕が鳴ることでしょう。
昨年のこのレース、153万馬券を的中しているほか、このレースはとにかく相性がいいのですが、その理由を書いておきます。
・出走馬はマイラーが中心だが、スプリンターから中距離馬までいろいろ。クラシックと比べると、出走メンバーのレベルは下がっている。
・ただG1なので、出走馬で極端に出来が悪い馬はいない。上位人気の実力には天井があるのに、下位人気の調子や出来はほとんど底上げされている。
・つまり上位人気~下位人気の「出力差」が少ない。
・以上がこのレースで2桁人気馬が何度も激走している理由です。去年のカワキタレブリーのような馬をピンポイントで狙うのは難しいので、出力が安定している馬を固定して手広く…が高配ゲットの戦略となります。
馬券は3連単フォーメーション
<1着>⑱→<2着>③④⑮→<3着>全
計48点。もし、何か買い足すならツイッター(@xupo)で告知します。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC