大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(弥生賞)

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』

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YouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#105のゲストはおなじみギャンブル芸人じゃいさん。配信には金言がちりばめられている…はずです。配信もこのコラムも、3月5日(日)の中山11R弥生賞を予想しています。

予想の前提として、かつてのクラシックトライアルの王道である弥生賞は、意義が変化しています。ここ3年の勝ち馬はいずれも菊花賞で馬券圏内。共同通信杯あたりに「間に合わなかった」馬が、遠く秋を見据えてステップとする意味合いが大きくなりつつあります。とは言うものの、昨年Vアスクビクターモアはダービーも3着、同2着ドウデュースはダービー馬、一昨年Vタイトルホルダーは皐月賞2着、同2着シュネルマイスターはNHKマイルC勝ち。春限定G1の活躍馬も出ています。直近の将来性と、秋の成長具合、スケールの大きさを加味して予想すべきレースだと思います。

◎⑦ゴッドファーザー

牝系は瞬間風速的に01年クラシック世代の頂点を思わせたエアエミネムと同じ。4代母がエアエミネムの母となります。祖母(母の母)タイキトライアンフは父の父と母の父が全兄弟(フェアリーキング≒サドラーズウェルズ)。父の父ディープインパクトと、母の父の父ナシュワンも同牝系で、ハイクレア5×5。血統に興味がなければ何書いてるの?となるところですが、ともあれ父シルバーステート、母がバゴ産駒のJRA未勝利馬という字面以上に凝ったデザインの配合です。昨年7月未勝利V以来。大幅な相手強化となるものの、めっぽうハイレベルの新馬戦で3着だったので、気後れはしないでしょう。かなり未知の面がありますが、好みの配合で走りのスケールも大きい。全然通用してない恐れもありますが、博打に見合うオッズになると思います。

◯②ワンダイレクト。

前走若駒Sは2着とはいえ、ほぼ勝ち馬と同等の評価をできる内容。結果として賞金を加算できず、皐月賞直行がかなわず弥生賞を使うことになったので、2着だった事実は痛いのですが、前走ぐらい走れば今回も好勝負。配信で少し触れましたが、クラシック前の時期に強い、完成早めの牝系。トライアルでは軽視できません。

▲⑨ヨリマル

図らずも、◎ゴッドファーザーと縁のあるエアエミネムと同世代の桜花賞、秋華賞勝ち馬テイエムオーシャンの子です。母が22歳時と高齢の産駒。テイエムオーシャンはこの馬の出産を最後として、繁殖牝馬を引退したようなので、最後の産駒ですね。ダービー馬キズナも母が高齢でしたが、それでも母20歳時。母22歳時の産駒自体が珍しく、さらに重賞以上での活躍馬となると30年以上競馬をしていながら寡聞にして聞きません。例はあるとは思いますが…。多少私情も入っていますが、母父ダンシングブレーヴは逆張りしてこそ。

☆④トップナイフ。

直感的にサンツェッペリン(06年皐月賞2着)的なキャラだと思ったのですが、どうでしょうか。その直感が正しければ、ここは飛んで皐月賞で好走となります。G1好走馬に敬意を表するとともに、皐月賞への撒き餌としても押さえておきます。

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馬券は3連単フォーメーション

<1着>⑦→<2着>②④⑨→<3着>全通り  24点。

 

text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC

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