【News】和田誠の全貌に迫る『和田誠展』が開催!
イラストレーター、グラフィックデザイナー和田誠(1932-2019)の仕事の全貌に迫る展覧会『和田誠展』が、今秋10月9日から東京オペラシティアートギャラリーにて開催される。
和田誠 photo: YOSHIDA Hiroko ©Wada Makoto
和田誠の輪郭をとらえる上で欠くことのできない約30のトピックスを軸に、およそ2,800点の作品や資料を紹介。様々に創作活動を行った和田誠は、いずれのジャンルでも一級の仕事を残し、高い評価を得ている。
展示室では『週刊文春』の表紙の仕事はもちろん、手掛けた映画の脚本や絵コンテの展示、CMや子ども向け番組のアニメーション上映も予定。
本展覧会では和田誠の多彩な作品に、幼少期に描いたスケッチなども交え、その創作の源流をひも解く。
▽和田誠の仕事、総数約2,800点を展覧。書籍と原画だけで約800点。週刊文春の表紙は2000号までを一気に展示
▽学生時代に制作したポスターから初期のアニメーション上映など、貴重なオリジナル作品の数々を紹介
▽似顔絵、絵本、映画監督、ジャケット、装丁……など、約30のトピックスで和田誠の全仕事を紹介
会場は【logirl】『Musée du ももクロ』でも何度も訪れている、初台にある「東京オペラシティアートギャラリー」。
この秋注目の展覧会!あなたの芸術の秋を「和田誠の世界」で彩ろう。
【開催概要】展覧会名:和田誠展( http://wadamakototen.jp/ )
会期:2021年10月9日[土] - 12月19日[日] *72日間
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間:11:00-19:00(入場は18:30まで)
休館日:月曜日
入場料:一般1,200[1,000]円/大・高生800[600]円/中学生以下無料
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:日本生命保険相互会社
特別協力:和田誠事務所、多摩美術大学、多摩美術大学アートアーカイヴセンター
企画協力:ブルーシープ、888 books
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
*同時開催「収蔵品展072難波田史男 線と色彩」「project N 84 山下紘加」の入場料を含みます。
*[ ]内は各種割引料金。障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。割引の併用および入場料の払い戻しはできません。
*新型コロナウイルス感染症対策およびご来館の際の注意事項は当館ウェブサイトを( https://www.operacity.jp/ag/ )ご確認ください。
▽和田誠(1932-2019)
1936年大阪に生まれる。多摩美術大学図案科(現・グラフィックデザイン学科)を卒業後、広告制作会社ライトパブリシティに入社。
1968年に独立し、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしてだけでなく、映画監督、エッセイ、作詞・作曲など幅広い分野で活躍した。
たばこ「ハイライト」のデザインや「週刊文春」の表紙イラストレーション、谷川俊太郎との絵本や星新一、丸谷才一など数多くの作家の挿絵や装丁などで知られる。
報知映画賞新人賞、ブルーリボン賞、文藝春秋漫画賞、菊池寛賞、毎日デザイン賞、講談社エッセイ賞など、各分野で数多く受賞している。
仕事場の作業机 photo: HASHIMOTO ©Wada Makoto
『週刊文春』表紙 2017 ©Wada Makoto
『グレート・ギャツビー』(訳・村上春樹)装丁 2006 中央公論新社 ©Wada Makoto
『マザー・グース 1』(訳・谷川俊太郎)表紙 1984 講談社 ©Wada Makoto
text by Suzuki Sachihiro